出版社内容情報
我が国の冠婚葬祭の作法にも多大な影響を与えた礼の古典を初めて全訳注!
孔子以降の儒学における最大の学社といわれるのは中国宋代の朱子(1130?1200年)であるが、その朱子は父の死を契機に諸家の礼を考証し自家の礼を確立しようとして、礼についての考え方、作法を明らかにすることにつとめた。
異論もあるが、その精華とされるのが「朱子家礼」であり、日常の礼儀作法から冠婚葬祭に至るまでの諸礼が詳細に記述されている。
本書では、原本所収の「家礼図」もすべて収録してその全容を紹介する。
葬祭の本義や婚礼の在り方等、日本文化の伝統が失われつつある今日、礼を改めて見直すための貴重な書。
細谷 恵志[ホソヤ ケイシ]
著・文・その他
目次
家禮序
家禮巻之一 通禮
家禮巻之二 冠禮
家禮巻之三 昏禮
家禮巻之四 喪禮
家禮巻之五 祭禮
家禮圖
著者等紹介
細谷恵志[ホソヤケイシ]
昭和27年、千葉県生まれ。了徳寺大学教授。専攻、中国哲学・日本倫理思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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