内容説明
バナーラスに暮らし、ミニアチュール絵画に出会う。細密に描かれ美しく謎めいた小さな絵。見るほどに心惹かれる赤の魅力は尽きることなく、知るほどに心温まる傍らの人々に似る。ヒンドゥーの神々の手に支えられガンジスの水に浮かぶ古都の日々が、勾い立つばかりに綴られる。
目次
1 迷路を生きる(ホリラルの家まで;夢見る人 ほか)
2 大空のペントハウス(ファラハール料理;秘めごと ほか)
3 庭のある家(ウォーキングシューズを履く;食べない日 ほか)
4 あわいに立つ(独り者の居ずまい;光の方へ ほか)
著者等紹介
上田恭子[ウエダキョウコ]
1945年、福岡県に生まれる。女子美術大学を卒業。出版社勤務ののち、フリーランスで書籍・雑誌の編集・製作にたずさわる。1993年から94年にかけて、インド・ウッタルプラデーシュ州バナーラスの国立バナーラス・ヒンドゥー大学インド美術史学部に留学。1年間の滞在後、仕事のかたわらインド美術の研究をつづける
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