内容説明
インディアナのほこりっぽい田舎道からUCLAのキャンパスへ、ブロードウェイからハリウッドへ、マンハッタンのゲイ社会からハリウッド・ヒルの曲がりくねった道まで。才能に恵まれながらも常に不安を抱いていた若者の真の姿をとらえようと、著者は彼の足跡を辿っていく。そして読者の前に今、ジェームス・ディーンが生き生きとよみがえった。家族や親類、友人、恋人、監督、共演者など大勢の人々の協力を得て、ようやく彼の全貌が明らかになったのだ。本書には、ディーンが出演した初期のテレビドラマに関する情報や、「エデンの東」「理由なき反抗」「ジャイアンツ」の代表的なシーンについての解説や撮影中の裏話など、我々が初めて知るエピソードも登場する。さらに、ディーンの両性愛的な側面についても触れられている。
目次
1 死せる聖者
2 母の死
3 ビリー・ザ・キッドの青春
4 ハリウッド
5 始まり
6 星の王子さま
7 “背徳者”
8 エデンの東
9 逃げ去る恋
10 理由なき反抗
11 ジャイアンツ
12 伝説の誕生