内容説明
「朝の読書」は理想の授業への模索の中で見つかった。「朝の読書」の提唱者である著者が語る、どの子にもわかる授業の実践。読む、聞く、書く、話すといった基礎的能力の育成についても考察します。
目次
序章 「朝の読書」の到達点は授業にある
第1章 生徒はなぜ泣いたのか
第2章 授業をみんなでつくるための工夫
第3章 書く力をつけさせるための工夫
第4章 授業は自分たちでつくるという体験を
第5章 やればやっただけ評価する
第6章 生徒への直接の呼びかけの実例
第7章 行動力・平凡な小さなことの積み重ね
第8章 授業を成り立たせる真の要因
終章 三年間の授業から生徒が学んだもの
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あいくん
9
☆☆☆☆「朝の読書」の提唱者の林公さんはもともとは英語教師でした。のちに現代社会の教員免許を取得します。授業も一斉授業でなく、今で言う、「アクティブラーニング」を取り入れます。林公さんは、「朝の読書」の到達点は授業にあるとしています。どの生徒にもわかる授業を追求した結果、生まれたのが「朝の読書」だということです。林さんは学校で行われるすべての授業が「朝の読書」のようになってほしいと願っています。林公さんは、キング牧師の演説や、「アンネの日記」、雑誌「世界」の「韓国からの通信」などを教材に取り上げました。 2018/10/25