近代文学の女人像

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近代文学の女人像

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  • サイズ B6判/ページ数 161p
  • 商品コード 9784896079616
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0095

内容説明

女性はいかに生きるべきか。このテーマを追って、日本の文学には古来から女性の生き方の種々相が描かれている。本書では樋口一葉・美登利・お力と、まず一葉の作品に見られる作家自身および作品の主人公をとりあげ、ついで宮(金色夜叉)・与謝野晶子・民子(野菊の墓)を描き、次に夏目漱石の書いた3作品のヒロインや平塚らいてう・林芙美子等に及んだ。これらによって読者は、現実にうちひしがれることなく、真実を目ざして生きる女の姿を見ることができると思う。

目次

樋口一葉(樋口一葉集)
美登利(たけくらべ)
お力(にごりえ)
宮(金色夜叉)
与謝野晶子(みだれ髪・恋衣)
民子(野菊の墓)
藤尾・糸子・小夜子(虞美人草)
美禰子(三四郎)
御米(門)
平塚らいてう(元始、女性は太陽であった)
葉子(或る女)
お玉(雁)
お佐代(安井夫人)
杉子(友情)
信子(秋)
おげん(ある女の生涯)
林芙美子(放浪記)
三千代・里子(めし)
私(貧しき人々の群)
允子(女の一生)
蝶子(夫婦善哉)