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内容説明
聞けば、この作戦は、わずか7、8才の未性化の中性児を多数、はるか宇宙の彼方の地球まで送り付け、初老男性患者の地球人に接近させ、愛され、抱かれ、やがて性化して可憐な少女に変身させ、2、3年後に身ごもらせてから『アホホ』に連れもどす、という途方もない、気の遠くなりそうな長期作戦であった。こうでもしない限り、『アホホ』星人の優秀な資質をこの銀河系宇宙に残す手だてがない、というのだった。(本文より)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
三丁目の書生
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ジェイムズ・P・ホーガンの『ガニメデの優しい巨人』という本格SFがあります。本書はさしずめその和製文系版とでもいうべきもの。 アホホなる惑星から宇宙人がやってきて地球人との交際を求めるというファーストコンタクトな話。 本書は平成初期のある時期、山陰地方の古本屋でかなりの頻度で見かけられたと思います。 本作品の著者は島根大学の心理学教授。当時の教え子の皆様の間でも再発掘して偲んでいただきたいものです。 https://diletanto.hateblo.jp/entry/2019/12/02/2023062019/12/02