内容説明
「母乳信仰」でも「粉ミルク信仰」でもない初めての偏りのない授乳本です!母乳や粉ミルクに関する情報は、極端なものばかり。多くは母乳を過大評価して粉ミルクを否定するもので、一部は反対に粉ミルクでも母乳でも同じというもの。本書は、確かな文献をベースに中立な立場で書かれた新しい授乳本。授乳中の全ての女性に役立つ情報がたっぷり詰まっています!
目次
第1章 母乳と粉ミルク
第2章 授乳の方法
第3章 授乳のトラブル
第4章 おっぱいトラブル
第5章 離乳・卒乳のこと
小児科医ママの一問一答!
著者等紹介
宋美玄[ソンミヒョン]
産婦人科専門医、性科学者、医学博士。1976年、兵庫県神戸市生まれ。産婦人科の臨床医を務める傍ら、テレビや雑誌などでセックスや女性の性、妊娠・出産などについての啓蒙活動を行っている
森戸やすみ[モリトヤスミ]
小児科専門医。1971年、東京生まれ。NICUなどを経て、現在は市中病院の小児科に勤務。雑誌やブログ、Twitterなどを通じて主に小児の健康についての啓蒙活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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みっくす
38
授乳についての知識はほとんどネット頼りだったので幅広く勉強できて良かった。授乳の姿勢や、正しい赤ちゃんの吸い方なども載ってます。よく言われている脂肪分の多い食事は乳腺炎になりやすいというのも根拠がないんだとかでびっくり。何を信じたら良いのか余計分からなくなったり。。知りたかった母乳の分泌量を増やすことに関しては、頻回授乳しかないよう。2016/03/25
鳩羽
9
完全母乳がいい、いやいや粉ミルクの方が栄養があるというおっぱい右派でも左派でもない路線で書かれた、授乳の本。抱き方や飲ませ方、混合で育てる時の粉ミルクや哺乳瓶の使い方などなど、授乳に関するQ &Aに答えてくれる内容。子どもだけでなく、母親の負担やストレスにも配慮されているのが良かった。乳腺炎にキャベツを貼るだの、授乳中にあれ食べたらいけないだの、判断に迷う噂や迷信が結構あるが、子どもと自分の様子をよく見て対処していくための指針になりそう。2019/01/03
しじみ
6
メディアやSNSでも度々目にする宋先生と小児科医の森戸先生の共著。宋先生が序文で母乳至上主義の人たちをを「おっぱい右翼」、母乳軽視のミルク信仰派の人たちを「おっぱい左翼」と呼んでるのがまず面白すぎる。この本は右翼でも左翼でもない「中道」を意識して書いているそう。なお、本題に入るとそういう尖った表現は鳴りを顰め、様々な悩みに対してエビデンスを基に具体的に回答してくれている。2025/04/27
あじさい
4
良書!ネットよりもやはり、こういった専門家の本は参考になる。2019/08/06
azuazu1011
3
極端な母乳礼賛でもなく、粉ミルク礼賛でもなく。それぞれの良さを冷静に、かつ、なるべく中立に、と記載されている。医学的根拠のないものはバッサリ言い切る。世に溢れてるからな〜根拠のない説。そして追い詰められがちな母親。3人目出産前に読めて良かった。2016/07/12