内容説明
ふたりの子どものママである小児科の先生が医学的文献を元に育児のウソ・ホントを教えてくれる必携の書。気になる疑問や不安をQ&Aで解決します。
目次
第1章 からだの基本
第2章 食事のこと
第3章 ふだんの生活
第4章 小さなトラブル
第5章 病院のこと
おまけ よくある疑問の一問一答
著者等紹介
森戸やすみ[モリトヤスミ]
1971年東京生まれ。1996年私立大学医学部を卒業し、医師国家試験に合格。一般小児科、NICUなどを経て、現在は市中病院の小児科に勤務。二児の母(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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デビっちん
18
「子育てに正解はない」とは言いますが、アレやれコレやれと体験談を述べられると気になってしまいます。ネットには玉石混合の情報が溢れ、真逆の意見さえあったりします。我が子のためにと頑張りすぎてしまうがゆえに、育児情報に振りまわされてしまうのです。でも大丈夫。そんな育児の不安に対し、子育てを経験した小児科専門医の著者が長年の診察の経験と医学論文の両輪から簡潔明瞭に答えてくれています。病院にお世話になるときには、普段はどういう様子で、今はどんなかを伝えるというフレームが小児科医にとって助けとなるようです。2017/06/10
Ruka Takahashi
9
巷に溢れる科学的根拠のない子育てチップスに振り回されがちな新米ママは読むべし〜。個人的には、母親の食べたものがダイレクトに母乳に影響はしない、甘いもの、脂肪の多いものの取りすぎで乳腺炎にはならない、と書いてあって安心しました、ホッ。病院へのかかり方や予防接種についてなども非常に有益。子供の医療費がただってのは、我々患者側が払わなくていいだけであって、費用は発生しているのです。ただだからって、なんでもかんでも病院にかかってると、医療費免除のシステムも病院も破綻しちゃうから、まずは親も勉強しなくちゃね。2014/05/29
クレソン
4
相当良い本であるという噂を聞いて。母親自身が読むのもいいけれど、旦那や祖母にあたる人にこんな風に書いてあるよって言えていいかもねって思いました。読みやすい。2017/06/15
ミィさん
4
お母さん小児科医による優しく、良心的な育児書。出産前に読んでおくといい。真面目で頑張り屋、ちょっと神経質、メンタル弱めのお母さんにこそ読んでほしい。「泣いてばかりいるけど大丈夫?」に答える森戸先生の回答は出産前に知りたかった!2015/04/22
ひかる002
4
「子育てに正解はない」と知ることが正解なのかな、と思える子育て支援本。「どんな時に病院に連れて行ったら良いか」「授乳中の嗜好品はどうするか」など、子供が産まれたらきっと困る例が根拠を示した上で優しく指導されている。でも、そのほとんどは「様子を見ましょう」「慌てることはありません」というもの。新米の親は肩に力が入りすぎているので、思いつめない事が大事なんだなぁと思った。奥さんと一緒に読んで、「絶対にしなくてはいけない事は少ない。みんな笑顔で幸せに暮らす事が1番大事」という意見交換ができて良かった。2015/01/12