内容説明
自然環境を破壊するものの中には、私たちの心と体にも悪影響を及ぼすものがたくさんあります。お化粧、茶髪、ピアス、ダイエット、携帯電話、インスタント食品、アレルギー、合成界面活性剤…と身近なものが実は心と体を痛めつけているのです。一見便利な社会がいかに不自然で危険に満ちているのかを警告しつづけてきた著者が残した最後のメッセージ。
目次
生物の命とキレイ好き
合成界面活性剤
シャンプーと髪の毛
洗顔とニキビ
子どもたちのお化粧
茶髪
整形
ピアス
アレルギー
痩せたい症候群―ダイエット
サプリメント
カップめんとペットボトル入り飲料
プラスチック
ゴミと公害
環境ホルモン
脳の働き
携帯電話と電磁波
「もったいない」と思うこと
著者等紹介
坂下栄［サカシタサカエ］
医学博士。１９６０年、奈良女子大学理学部生物学科卒業。同年、三重県立大学（現国立三重大学）医学部解剖学教室に入り、故三上美樹教授のもとで、合成洗剤やプラスチックの有害性の研究に携わる。長年にわたり、消費者の立場に立ち、常に消費者にわかりやすいかたちで問題提起をし、警告し続けてきた。合成洗剤の研究では第一人者。カネミ油症被害者支援、ベトナム枯葉剤被害児支援基金の設立などの環境・公害問題、とりわけ被害者支援活動に精力的に取り組んできた。２００７年６月、脳梗塞のため急逝（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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