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日本傑作絵本シリーズ
やまとゆきはら―白瀬南極探検隊

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  • サイズ B4判/ページ数 71p/高さ 27X31cm
  • 商品コード 9784834018875
  • NDC分類 E
  • Cコード C8725

出版社内容情報

流氷群、猛吹雪、不足する食糧。アイヌ人隊員の懇願もむなしく、犬を南極に置き去りにして出航を命じた隊長白瀬。明治時代の日本人を描いた壮絶なノンフィクション絵本。

<読んであげるなら>5・6才から
<自分で読むなら>小学中学年から

内容説明

流氷群、猛吹雪、不足する食糧。アイヌ人隊員の懇願もむなしく、犬を南極に置き去りにして出航を命じた隊長白瀬。明治時代の日本人を描いた壮絶なノンフィクション絵本。

著者等紹介

関屋敏隆[セキヤトシタカ]
1944年、岡山県津山市に生まれる。京都市立美術大学(現・京都市立芸術大学)工芸科染織専攻卒。大学時代から、サイクリングによる野宿を楽しみながら、九州や四国などをスケッチ旅行をしてまわった。その後『日本をあるいて絵かきになるんだ』(小峰書店)をリヤカーを引いての徒歩旅行の実体験にもとづいて描き、『馬のゴン太旅日記』(小学館)を描くにさいしては、自転車による日本列島縦断旅行をこころみている。作品に歴史上の人物に焦点をあてた『中岡はどこぜよ』、プロ野球に素材をもとめた『鉄人衣笠』、科学絵本「水晶さがしにいこう・ひけつとこころえ」、『海賊モーガンはぼくの友だち』などの「モーガン三部作」があり、手がける作品の幅は自然科学から物語まで広い。知床の魅力にとりつかれて描いた『オホーツクの海に生きる』により、産経児童出版文化賞美術賞、ブラチスラバ世界絵本原画ビエンナーレ金のりんご賞、ベオグラード国際イラストレーション・ビエンナーレ・グランプリ。その姉妹編ともいえる『ぼくらは知床探険隊』(岩崎書店)には、知床羅臼への熱い思いがこめられている。千葉県山武郡大網白里町在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yomineko@ヴィタリにゃん

59
南極探検家・白瀬矗。アイヌの人々の力を借り、開南丸で東京から南極への半年の旅。石鹸を付けて待機し、スコールで洗う。豪雪のため半年間オーストラリアで待機。南極に近づくとハロー現象が見えた。しかし苦難の連続。-20度の中で野宿。大変な苦難を乗り越えたのに、待っていたのは大きな借金だった。犬も沢山犠牲になった。しかし、みんなで力を合わせて達成した南極行きであった。2024/09/11

アナクマ

35
「探検家になることを心に決めてから…暖房を使わず、お湯を飲まない生活を、40年ちかくまもりつづけていた」という白瀬矗の率いた南極探検(1910-12年)の顛末。とりわけ同行したアイヌ・スタッフと犬の話。「二人の横には犬たちがいました。氷点下20度での野宿はつらかったにちがいありません」つらいだろうなあ! しかし同じころ、10倍の資金を持ったアムンセン隊とスコット隊は南極点に到達していた…。◉布地版画による横長のページ、黒く力強い輪郭線の人物や犬たちが白い氷雪と闘う。手拭い化希望。2024/03/10

紅花

22
南極点をめざす白瀬矗の話。当時の装備の貧弱さ、アイヌ人との信頼、強靱な精神力、死んでいく犬たち。応援してくれる人びと。多方面から絵も文章も分かりやすく書かれて居た。子どももビックリする事ばかりだったらしい。苦労は南極探検だけではなく、日本に帰ってからの白瀬矗の苦労がもう一つの衝撃を与えてくれた。2016/03/01

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

18
白瀬南極探検隊の実話。南極まで行けるなんて夢のまた夢。白瀬は資金を集めるのに詐欺師呼ばわりをされてしまう始末。第1回の探検は、途中で次々と犬が死ぬというハプニングや、氷に阻まれ中断、その間にアムンセンが南極点に到達しています。第2回目も南極点にはたどり着けず、20頭の犬を残し帰国しました。暖房を使わず、お湯を口にしない生活を40年近くすごした白瀬矗(しらせ のぶ)さんの偉大なる功績です。型染めの技法を使った布地版画2020/04/17

Cinejazz

15
明治43年(1910)、南極点到達を目指した陸軍中尉・白瀬矗(1861-1946)の率いた南極探検の実録をもとに、絵本作家・関屋敏隆サンが布地版画で描く、想像を超える不屈の精神の男たちとカラフト犬の迫真の絵物語。 漁船に鉄板を張り、小さなエンジンを取り付けた帆船「開南丸」(東郷平八郎が命名)のこと、南極天到達を断念し、到達極限の地を「大和雪原」と命名したことなど、世界の列強と肩を並べようと奮闘した時代の熱き日本人の鼓動が伝わってくる。2022/10/02

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