内容説明
「昔はよかった」という言葉は、芸人の世界にこそ当てはまる。素人芸、三流芸がテレビで幅を利かしている現在、浪曲の衰退、長い下積み生活、お笑いへの転向、絶頂期での仲間の死と辛酸をなめ尽くした著者でさえ、その才能を生かし続けてきたという意味で幸せな芸人であったといえる。暁照夫は、さらなる可能性を求めて新たなる一歩を歩みはじめる。まだ『マイウェイ』は似合わない。
目次
毎度みなさまおなじみのオープニングです
第1章 萌芽
第2章 修行
第3章 挫折
第4章 出会い
第5章 酒と金と女と青春
第6章 疾走
第7章 別れ、そして挑戦