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出版社内容情報
《内容》 ニューロサイエンスの基礎知識である神経の解剖と生理について，カラーCG（コンピュータグラフィックスによる秀麗なイラストを中心に，簡潔に解説する最新のカラーアトラス。 全193項目，各項目とも右にイラスト，左に明快な解説文を配した見開き2頁のレイアウトを採用，見やすく，分かりやすい工夫が凝らされている。学生には，テキスト，副読本として，臨床家には知識のブラッシュアップに最適な一冊である。21世紀は「脳の世紀」と言われているが，本書はその幕開けに相応しい内容である。 《目次》 解剖 髄膜と路 ／脊髄灰白質の層板構造と核 ／脳幹の腹側面 ／脳幹の背側面 ／延髄の横断面（1）／延髄の横断面（2）／橋の横断面 ／第四脳室 ／小脳（1）／小脳（2）：細胞と小葉の配列／中脳 ／大脳 ／間脳 ／視床核 ／視床核：大脳皮質への投射 ／大脳皮質：表面 ／大脳半球：内部構造／大脳半球の路 ／大脳半球：細胞構造／脊髄の血液供給と静脈還流／脳の血管：動脈供給 ／脳の静脈還流／脳の脳室系／髄液の循環／髄液の組成，分泌，病理／血液脳関門 発生学 脳の発生／末梢神経系の発生 ／神経板と神経管 ／脊髄の発生／菱脳の発生（1）：脳神経 ／菱脳の発生（2）：小脳と前庭系／中脳の発生／間脳と下垂体／終脳 細胞構造 神経細胞 ／神経細胞の種類 ／神経膠細胞 ／神経の電気的特性（1）／神経の電気的特性（2）：膜電位の発生 ／イオンチャンネル／電圧ゲート性ナトリウムチャンネル／ナトリウムイオン／カリウムイオンアデノシントリホスファターゼポンプ／活動電位／活動電位の伝導 ／神経細胞間の連絡：電気的シナプス ／電気的細隙結合 ／化学的シナプス／神経筋接合部（1）／神経筋接合部（2）／ニコチン性アセチルコリン受容体／終板電位／GABA 受容体／グルタメート受容体／カテコールアミン神経伝達物質／GABA とグルタメート：合成と役割／中枢神経系のカテコールアミン経路／5-ヒドロキシトリプタミン／カテコールアミンの分解／ドパミンと 5-ヒドロキシトリプタミンの分解／コリン作動性経路とムスカリン性受容体／中枢シナプス（1）：伸張反射／中枢シナプス（2）：シナプスの型／中枢シナプス（3）：シナプス性統合／シナプスの可塑性 体性感覚 感覚情報／機械的受容器の活性化／皮膚の機械的受容器／温度受容器の性質／受容野／固有受容器（1）：筋紡錘／固有受容器（2）：筋紡錘の機能／固有受容器（3）：Golgi 腱器官／固有受容器（4）：伸張反射／感覚線維と後根／脊髄の髄節構造 ／感覚路：脊髄における位置 ／後索内側毛帯経路／脊髄視床路 ／脊髄小脳路 ／体性感覚路：上行路のまとめ／侵害受容（1）：痛覚経路 ／侵害受容（2）：後角への求心性線維と上行路 ／侵害受容（3）：伝達に影響する脳幹経路 ／侵害受容（4）：内臓求心性経路 ／侵害受容（5）：心臓関連痛／体性感覚皮質 運動系 運動皮質／錐体路の起始／下行運動路と脳神経核／錐体外路／基底核の構成／基底核の連絡／基底核の神経伝達物質／基底核の神経伝達物質と受容体／基底核疾患：黒質線条体経路の障害／線条体と視床下核の病変／小脳の機能的構成 ／前庭小脳系／脊髄小脳系／橋小脳系／姿勢の制御 脳幹 網様体／網様体の求心性連絡／網様体の遠心性連絡／網様体賦活系／睡眠と網様体／脳神経／脳神経核／三叉神経の神経支配／三叉神経の機能と病理／顔面神経／迷走神経，副神経，舌下神経／舌咽神経／脳神経麻痺／動眼神経核と動眼神経／外眼筋の制御 自律神経系 自律神経系の概観／自律神経系：副交感神経／自律神経系：交感神経／自律神経系：効果／自律神経系：作動薬と拮抗薬 特殊感覚 味覚系／嗅覚系経路／嗅覚系の構造 ／蝸牛と Corti 器官 ／音の性質／音と蝸牛（1）／音と蝸牛（2）／上行聴覚経路／聴覚皮質野と下行聴覚経路／音の局在／前庭器官／毛細胞の方向 ／眼球の構造 ／網膜，杆状体，錐状体 ／光受容器と光 ／光受容器と網膜介在ニューロン／網膜神経節細胞 ／視野と視覚経路（1）／視野と視覚経路（2）／視覚皮質（1）／視覚皮質（2）／視覚処理と色覚 視床下部 視床下部・下垂体系／視床下部の連絡／神経内分泌軸／フィードバック制御／副腎皮質刺激ホルモンの分泌制御／黄体化ホルモンと卵胞刺激ホルモンの分泌制御／成長ホルモンの分泌制御／甲状腺ホルモンの分泌制御／大細胞分泌系と小細胞分泌系／オキシトシン放出の制御／バゾプレシン分泌の制御／体温調節 辺縁系 辺縁系：概観／海馬／中隔核／扁桃体／扁桃体の機能／帯状回／辺縁系とストレス／学習と記憶の神経機序／海馬での長期増強／疾患と辺縁系 高次脳中枢 大脳皮質の Brodmann 野／大脳皮質の表面／大脳皮質の連合野／優位半球と言語中枢／言語の神経機構／言語障害／学習と古典的条件づけ／学習と道具的条件づけ／頭頂連合野／前頭前連合皮質／側頭連合皮質 ／意識についての諸説／脳梁と分離脳"／てんかん／てんかんの治療薬／精神分裂病／精神分裂病の治療／Parkinson 病／情動障害・気分障害／抗うつ薬／脳の老化と痴呆／Alzheimer 病での b アミロイド前駆蛋白／伝播性海綿状脳症 損傷と修復 軸索損傷／軸索損傷と神経成長因子／神経幹細胞，遺伝子治療，神経修復"
内容説明
本書は医学生を初めとし、神経科学に興味のある人を対象にした、神経解剖学と神経生理学の本である。きれいなカラー図解によって、わかりやすいものとなっている。
目次
解剖
発生学
細胞構造
体性感覚
運動系
脳幹
自律神経系
特殊感覚
視床下部
辺縁系
高次脳中枢
損傷と修復
著者等紹介
大石実［オオイシミノル］
１９７４年慶応義塾大学医学部卒業。大学在学中にウィッテンバーグ大学留学、英検１級合格、日米学生会議参加。大学院を含め６年間慶応義塾大学病院で研修した後、米国で４年間臨床研修。米国医師免許、米国神経内科専門医、米国臨床神経生理専門医（脳波専門医）、ＥＣＦＭＧ Ｃｅｒｔｉｆｉｃａｔｅ、医学博士、日本内科学会認定医、日本内科学会専門医、日本神経学会専門医、日本てんかん学会認定医（臨床専門医）、日本医師会認定産業医、臨床修練指導医、介護支援専門員などの資格を取得。現在、日本大学医学部神経内科助教授、日本医学英語教育学会理事
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