内容説明
24時間のリズムを刻む体内時計のしくみ。
目次
第1章 時計遺伝子が体内時計のリズムを刻む(さまざまな働きを体内時計がコントロール;体内時計の中心は脳にある ほか)
第2章 時計遺伝子研究を医療に生かす(体内時計と体の働きの関係;時計遺伝子と高血圧の関係 ほか)
第3章 体内の時間から生命の謎に迫る(「繰り返される時間」と「移り行く時間」;生物にはいつ体内時計が備わったのか? ほか)
第4章 体内時計研究の未来(ゲノム解明の衝撃;「医療・健康」と「生命の謎」というふたつの方向性 ほか)
著者等紹介
上田泰己[ウエダヒロキ]
1975年生まれ。独立行政法人理化学研究所・発生再生科学総合研究センター・システムバイオロジー研究プロジェクトリーダー。東京大学大学院医学系研究科博士課程修了。医学博士。専門はシステム生物学、合成生物学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
活字の旅遊人
14
眠気に逆らってはいけないのでは?
Phycology
2
遺伝子に関する記述は、遺伝子名称との闘い。それはさておき、時計遺伝子がはじめに発見されたのが1971年のことだとは驚き。再生医療への適用が期待される。2011/07/26
めい
1
緩やかな体内時計の刻み、社会リズムとは異なるところに軋轢を感じるのは当然。これを知っていると、素直に時間調整も行えそうです。2013/11/21
静
1
P26の花時計みてみたい!!どっかに作ってないかな。 P57の図にアレルギー性鼻炎の一番重い症状が出やすいのは朝7時って書いてあったけど、前は寝起きが一番鼻水出てた……アレルギー性鼻炎だったのかな。 気になったのは、リンネとか外人は呼び捨てなのに日本人研究者は全員さん付けか○○博士と紹介されてるところかな。ですます調で語るとき日本人の名前に敬称つけないと不自然なのはわかるけど、リンネってあの分類学の祖でしょ? リンネにも外人にも、さんをつけろよデコ助野郎!2012/05/24
mym
0
体内時計というのは確かにあって、その仕組みというのが身体の各部分に時計遺伝子があって、視交叉上核というところが全体の時間を調整しているのだそう。また、カレンダーも認識することができて、主に日照などから季節を判断するそうだ。もちろん、時計の仕組みが前提。自分の体内時計を知って、より健康に生きられるようになったらいいなぁ。2015/07/25