出版社内容情報
《内容》 今日の「腎臓」の知識を基礎から臨床まで50のテーマに絞り,各々について左頁に工夫された図やイラスト,右頁に簡潔な解説を配した見開き2頁のレイアウトでビジュアルに提示する最新のガイドブック。好評“一目でわかる“シリーズの最新刊。執筆は, Brenner and Rector's The Kidney"の編者であり 腎臓学の世界的権威であるハーバード大学のブレンナー博士( Barry M.Brenner)らが行っており,現代腎臓病学の全体像を俯瞰する内容となっている。腎臓の知識は臨床医学に必須であるが,本書は入門書として,あるいは知識のブラッシュアップするためにも手軽に読めてに恰好である。" 《目次》 Ⅰ.総論 1腎臓:構造の概略 2腎臓:機能の概略 3腎臓システムの発生 4腎臓病の臨床所見 5腎臓:検査と画像診断 Ⅱ.腎臓の基礎知識 6腎臓でのナトリウム調節 7腎臓でのカリウム調節 8腎臓での酸塩基と緩衝系の考え方 9腎臓での酸塩基調節 10カルシウム,リン酸,マグネシウム代謝 11腎臓と水の調節 12エリスロポイエチンと腎疾患における貧血 13腎血管の働き 14薬物と有機分子の腎臓での排泄 15腎臓の薬理:利尿薬 Ⅲ.腎臓の代謝機能異常 16遺伝性尿細管輸送障害 17体内ナトリウムと水の調節 18ナトリウムと水代謝の異常 19低ナトリウム血症と高ナトリウム血症 20浮腫状態:ナトリウムと水分の貯留 21カリウム代謝調節 22低カリウム血症と高カリウム血症 23二価イオンの調節とリン,マグネシウムの異常 24低カルシウム血症と高カルシウム血症 25酸塩基調節と酸塩基異常に対する反応 26酸塩基代謝の臨床的異常と代謝性アシドーシス 27代謝性アルカローシス,呼吸性アシドーシス,呼吸性アルカローシス 28腎尿細管性アシドーシス Ⅳ.腎疾患の病態 29糸球体疾患:総論 30糸球体病理所見とその関連疾患 31糸球体を障害する特殊な疾患 32尿細管間質疾患 33蛋白尿とネフローゼ症候群 34高血圧:原因と臨床的評価 35高血圧:合併症と治療 36糖尿病と腎臓 37腎血管疾患 38多発性嚢胞腎 39急性腎不全:病態生理 40急性腎不全:臨床 41慢性腎不全と腎性骨疾患 42慢性腎不全:臨床上の合併症とその管理 43透析による腎不全の治療 44腹膜透析と持続血液濾過 45腎臓移植 46尿路感染 47腎尿路結石 48腎尿路腫瘍 Ⅴ.症例検討 49自己評価のための症例検討 50臨床検討:回答と解説
内容説明
腎臓の知識は臨床医学にとって必須のものである。その意味からして、最高の入門書あるいは知識再確認のための書といえる。日本の腎臓病学と異なり、病態生理を中心に腎臓生理を基礎に置いている。
目次
1 総論(腎臓:構造の概略;腎臓:機能の概略 ほか)
2 腎臓の基礎知識(腎臓でのナトリウム調節;腎臓でのカリウム調節 ほか)
3 腎臓の代謝機能異常(遺伝性尿細管輸送障害;体内ナトリウムと水の調節 ほか)
4 腎疾患の病態(糸球体疾患:総論;糸球体病理所見とその関連疾患 ほか)
5 症例検討(自己評価のための症例検討;症例検討:解答と解説)
著者等紹介
飯野靖彦[イイノヤスヒコ]
日本医科大学第2内科教授・腎臓内科部長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。