内容説明
その人らしい人生を送ることを支援するために行う福祉用具導入と住宅改修(福祉住環境整備)。本書は、著者が実践した福祉住環境整備の内容・ノウハウ、利用者から教わったことなどを、わかりやすく解説した「多職種協働の住環境ケアマネジメント」の実践書である。
目次
第1章 人の人生を変える福祉住環境とは?(何のために福祉住環境は必要なのか?;福祉住環境が必要な理由;福祉住環境の8つのコツ)
第2章 福祉住環境のイメージをつかむ:具体的事例の検討(緊急・眠れない介護者を救え!―進藤加代さん(仮名、83歳、女性)のケース
新築バリアフリー住宅でも自立しない―穐谷伸吾さん(仮名、52歳、男性)のケース ほか)
第3章 現場で役立つ住宅改修のコツ(アプローチおよび玄関における福祉住環境整備;廊下および居間、寝室における福祉住環境整備;トイレにおける福祉住環境整備;風呂場における福祉住環境整備)
第4章 福祉用具導入の考え方とコツ(福祉用具導入に必要なアセスメントの「3つの視点」;移動に関する福祉用具;就寝環境整備に必要なベッドとそれに関わる福祉用具;トイレに関する福祉用具;風呂場に関わる福祉用具)
著者等紹介
金沢善智[カナザワヨシノリ]
1963年、青森県生まれ。理学療法士として訪問リハビリテーションに従事する中で、在宅要介護者の住環境整備の不備と、その改善の必要性を痛感して退職・上京、東京理科大学および同大学院で建築学を学ぶ。在学中や弘前大学の教員となった後、東京都内および青森県・秋田県内を東奔西走し、福祉住環境整備の現場で実践と指導、研究を行う。セラピストと建築の2つの視点でかかわった福祉住環境の整備は1,400ケース程度であり、それらすべて「利用者こそ、ノウハウの先生であり、礼を尽くして謙虚に学ぼう」をモットーにして、利用者の立場に立った福祉住環境を心がけている。目白大学保健医療学部教授。医学博士・工学修士(建築学)・理学療法士。福祉住環境コーディネーター協会常任理事など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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