内容説明
著者は成人で経験した先天性心疾患例の一例一例を克明に記録分析し、その結果をベースとしている。特に、罹患率の増加が叫ばれている心臓疾患への医学生のモチベーションを高めようと、内容の組み立ても進め方も一味違った展開となっている。心電図に重点が置かれているのは当然であるが、CT、MRIそれに血管造影などの画像診断にも研ぎ澄まされた目が向けられている。寸分の狂いなくレイアウトされた実物大の心電図波型、カラフルな画像や図表、過不足ない簡潔な解説からなるハンディーな仕上がりとなっている。
目次
先天性心疾患(胸部X線の復習;rsR′パターンの復習;心房中隔の発生機序;心房中隔欠損症 ほか)
後天性心疾患(肺血栓・塞栓症;甲状腺疾患;心膜炎;収縮性心膜炎 ほか)
著者等紹介
和田敬[ワダタカシ]
1950年3月、東京大学医学専門部卒。1950年7月渡米、カリフォルニア大学医学部、特別聴講生。1953年~1958年、インターン、レジデント、循環器フェロー。1958年、循環器科主任。同年帰国。千葉大、久留米大、東邦大、東海大、日大で教鞭をとる
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