内容説明
悪いことはしてはダメ!―のはずなのに、犯人の最後のことばに、みんなびっくり!善悪では割り切れない、人間の本質にドキリとする。権威や役職に惑わされず、犯人を見破ったのは子どもたち。「毒」なるものをユーモアにつつみこんで描き出した、賢治童話の深淵がかいま見える異色の傑作。
著者等紹介
山村浩二[ヤマムラコウジ]
1964年、愛知県名古屋市生まれ。東京造形大学絵画科卒業。多彩な技法で短編アニメーションを制作。米アカデミー賞短編アニメーション部門にノミネートされた『頭山』をはじめ、『カフカ 田舎医者』などがあり、アニメーション作品における国際的な受賞は150を越える。絵本作品に、第六五回小学館児童出版文化賞を受賞した『ちいさなおおきなき』(作・夢枕獏 小学館)があり、挿絵の分野でも活躍。東京藝術大学大学院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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