内容説明
「ポラーノの広場?―ああそうだ、わたしも小さいとき何べんも聞いた。野はらのまんなかの祭のあるところだろう。あのつめくさの花の番号を数えて行くというのだろう。」「ああ、それは昔ばなしなんだ。けれども、どうもこの頃もあるらしいんだよ。」―それは、磁石では探せないところ。地図にものっていないところ。つめくさのあかり灯る野原を歩き、彼らが向かったその先で見つけたことは…。
著者等紹介
みやこしあきこ[ミヤコシアキコ]
1982年埼玉県生まれ。武蔵野美術大学卒業。大学在学中より絵本を描きはじめる。2009年に『たいふうがくる』で第二五回「日産童話と絵本のグランプリ」大賞を受賞。受賞後、同作品がBL出版で刊行され、絵本作家としてデビュー。2012年、『もりのおくのおちゃかいへ』(偕成社)で、第十七回日本絵本賞大賞を受賞。『よるのかえりみち』(偕成社)で、ボローニャ国際児童図書展においてボローニャ・ラガッツィ賞(フィクションの部優秀賞)、ニューヨークタイムズ・ニューヨーク公共図書館絵本賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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