内容説明
昭和61年にWHO(世界保健機関)がCancer Pain Relief(がんの痛みからの解放)というレポートを発表、我が国においても、そのがん疼痛治療法の普及によりがん疼痛に対するモルヒネの使用は年々増加していますが、未だに医療関係者の間では麻薬であるモルヒネの使用を控える傾向にあるのが現状です。本書には、モルヒネを中心とした医療用麻薬の適正な使用について、医療用麻薬の使い方や管理に関するマニュアル類、Q&Aによる説明、関係法令及び通知、医療用麻薬に関する最新の統計数字等が収められております。
目次
1 がん疼痛緩和へのモルヒネの適正使用のために
2 がん末期医療に関するケアのマニュアル
3 がん患者の痛みに対するモルヒネの使い方マニュアル
4 医療機関における麻薬管理マニュアル
5 モルヒネ製剤の調剤マニュアル
6 麻薬の取扱いに関するQ&A
7 麻薬関係通知
8 麻薬関係法令
9 参考資料