出版社内容情報
《内容》 診療録(カルテ)や処方せんをはじめ、特に必要性の高い医療文書を作成するにあたっての手順や要点を、実際の様式を多用し解説。添付文書を読む際の見方・注意点も付録。
内容説明
21世紀を目前に控え、医学も大きな変革の時期を迎えている。にもかかわらず、現実ではあまり役に立たなくなったような診療録(カルテ)がいまだに我が国では使用されている。診療録の開示が社会問題になったり、投与されている薬の作用や副作用ならびになぜその薬が投与されているのかも全く患者には知らされない。しかし、最近は院外処方が増え、どのような薬を患者本人が服用しているかも、明確になってきた。それが100%よいとは言い切れないが、自分の健康は自分で守る、という観点から見れば、癌や難治性の疾患など例外を除いては大切なこと。本書では、現代に応じたカルテ、処方せん、医療文書の書き方を説明した。
目次
1 診療録の構成(従来型の診療録;POMR:問題志向型診療記録)
2 処方せんの書き方(処方せんの種類と記載事項;処方せん記入時の注意事項)
3 重要な医療文書の書き方