出版社内容情報
イエス・キリストの生涯に沿ってナザレ、ガリラヤ湖、エルサレムなどを訪ね、福音書の世界をヴィジュアルにいきいきと再現する。220点の美しい写真を掲載。
あとがき
本書は、「イスラエルに見る聖書の世界」(旧約聖書編)の姉妹編であり、同名のビデオ作品の単行本として上梓したものである。
イスラエルにおける新約聖書の世界は、取りも直さずイエス・キリストを中心とした世界である。編集らは、旧約編と同様に、イスラエルという自然風土および精神的風土の中から、イエス・キリストの世界を捕らえてみたいと願った。
かの地を訪れて誰しもが感激させられるのは、自然が二千年昔の雰囲気そのままを残して聖書に舞台に立つ実感を味わわせてくれることだろう。
それ以上に、キリスト教の聖跡が大事に保護されているという事実に驚かされる。聖地におけるキリスト教徒は、イスラエル政府のもとで今最も平和な時代を享受している。(それまでのイスラム教の支配した時代には、十字軍時代を除いて、苦難の多い中で生きてきたという)。「おかげで、現地取材活動も大変恵まれて、新約編には良い写真が撮れました」と熱烈なクリスチャン・カメラマンの横山匡氏は満足げに述懐された。
本書の解説において従来のキリスト教的視点と異なる点が見出されるなら、それが本書の存在意義とでも言えるかも知れない。たとえばイエスのガリラヤ時代は重要なので、かなり詳しい説明をつけた。
また、キリストの教えの部分が不足しているとのご指摘もあろううが、あえて教理・神学に関わる説明は触れないことにした。キリスト教の概念やイエス・キリストの教えについては、すでに世界中に幾千万の本が書かれ、日本語でも数多く著されている。なおその上に一冊を加えるのは、本書の意図ではない。
むしろ、キリスト教の原点、初代教会の精神に帰ることの大切さを信じる編者らは、新旧約聖書を直接に読み直すことを主張したい。そして、イエス・キリストの言行を綴った福音書そのものがその教えを最もよく物語っているものだと、当然の事だが、そう信じている。
とは言っても、聖書は異なる時代に異なる民族によって歴史の中で演じられた一大ドラマである。その舞台を無視してシナリオだけを読んでも、我われ日本人には理解困難な部分が多かろうと思う。この写真文集が、洗礼者ヨハネがイエス・キリストを世に紹介したように、聖書を日本の読者に紹介するための手引きともなれば編者一同の喜びである。
河合一充
内容説明
聖書を理解するための手引きとして、先に2年間にわたり、聖書の舞台イスラエルを取材し、聖書のストーリーを3時間のビデオに要約して発刊しました。本書はそのビデオの内容をもとにして写真を配し、解説及び取材体験記を加えて単行本としたものです。
目次
1章 イエス時代の背景
2章 イエス・キリストの誕生
3章 バプテスマ
4章 ガリラヤ伝道
5章 ガリラヤからユダヤへ
6章 エルサレム入城
7章 十字架に向かって
8章 復活のイエス
9章 弟子たちの歩み
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- EVEN 2026年5月号 Vol.2…



