わたしは誰、どこから来たの―進化にみるヒトの「違い」の物語

わたしは誰、どこから来たの―進化にみるヒトの「違い」の物語

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  • サイズ B6判/ページ数 472,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784895831529
  • NDC分類 467.5
  • Cコード C0040

内容説明

残された証拠は、遺伝子・遺跡・言語。人類の軌跡をたどる、集団遺伝学の壮大な試み。

目次

1章 最古の生活様式
2章 先祖たちのギャラリー
3章 十万年
4章 なぜ私たちは違うのか―進化の理論
5章 私たちはどれほど違っているのか―ヒトの遺伝学の物語
6章 最近一万年における農耕民の長い歩み
7章 バベルの塔
8章 文化的遺産と遺伝的遺産
9章 人種と人種差別
10章 人類の遺伝的未来とヒトゲノムの研究

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takeapple

7
人種による能力の差なんてない、そもそも純血種という概念自体我々ホモ・サピエンスではあり得ないという事が遺伝学的に分かり易く書いてある。遺伝学者なのに考古学や人類学にも通じていて、良質のミステリー小説を読むようにスラスラ読める。おすすめ。2015/07/05

茶幸才斎

3
ヒトはいつどこで発生し、どんなルートで世界に広がったかを、遺伝学の成果を基に説明し、更に農耕技術や言語、文化についても、その維持、拡散、変化を、それぞれ生物進化における遺伝、自然淘汰と遺伝的浮動、突然変異になぞらえながら解説している。また、遺伝学に対する無理解からくる優生学や人種差別を批判し、進化のように繰り返しようのない歴史的現象を科学的に究明するには、学際的アプローチが重要と主張している。人は他者との差異を認識することで、自己の輪郭を確認する。良いことなのか、悪いことなのか、とかく何でも分類したがる。2017/02/20

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