内容説明
日本は技術志向の国であり、世界の技術革新にきわめて敏感である。―そのバックグラウンドになっているものは何か?技術力の獲得は長年にわたって日本の国策であった。―日本独自のシステムとは何か?そして21世紀に向けて、日本がリーダーとなる分野は何か?元アメリカの大使館科学技術担当参事官の筆者が、自国のシステムと比較しながら、躍進する技術力を正確に分析したレポート。
目次
第1章 日本の強さと弱点(日本における技術教育;科学、工学技術の人的資源;研究開発を助成する資金源;文化的、制度的な影響;海外科学技術情報の吸収;アメリカにとっての意味合い)
第2章 日本の技術開発計画(技術と将来の成長;技術管理のシステム的アプローチ;将来のリーダーとなる機関;防衛技術の位置づけ;アメリカにとっての意味合い)
第3章 21世紀のキーテクノロジー/研究計画と開発の可能性(日本の調査にみる日本の技術の国際的地位;アメリカの調査にみる日本の技術の国際的地位;特定技術分野の動向;アメリカにとっての意味合い)
第4章 国際化(国際化の概念;海外における科学技術情報の取得;相互主義またはシンメトリカル・アクセスに対するコメントの追加;直接投資の影響;予測とアメリカにとっての意味合い)