内容説明
現代人の食事はあまりに文化から遠ざかり、「食べさえすればいいもの」「栄養だけ」「太らない食事」などと、あまりにも動物のエサ的です。これでは「食事」ではなくて、「食餌」です。こういう状況のなかで子どもが育ち、子どもは、「将来のためにこれでいいだろうか」とすでにサインをおくっているのです。
目次
1 食事で育つ豊かな心(拒食・過食の子;家族と食事をしない子 ほか)
2 子どもの生きる力のゆがみ(内発的発達のエネルギー;達成感と安心感 ほか)
3 子どもの問題行動にぶつかったとき(お母さんのつくった煮物が食べられない子;おはしにおかずがついたら食べられなくなる子 ほか)
4 大人の役割―子ども自身の人生のために(大人として自立できる力をつける;自立のための五つのポイント)