内容説明
なぜ食べないのか?なぜ食欲がでないのか?なぜ食べすぎるのか?なぜ偏ってばかり食べるのか?これは子どもたちだけに原因を帰することはできません。私たちの生活が経済的に豊かになり、効率を求めすぎる生活になってきているため、家族の心理情況が、忙しくなりすぎている点などに問題の根はあるのだといえるでしょう。心の発達をたすけ、共にいつくしみあいつつ、ゆるやかであたたかい目をそそぐための書。
目次
1章 食べることの意味と心の発達―乳児期から青年期へ(乳児期―味わう体験のスタート;幼児期―自分で食べる;児童期―共に食べる;青年期―家族からの独立)
2章 共に育ちあう親と子と食事(家族の心の関係―2例を通して;“食卓の食事”―気働き;正しい食事―楽しく)
3章 食べてくれない―臨床相談より