内容説明
ハイリスク新生児の医療や看護が各地のNICUで定着する一方で、今、正常新生児とその母親へのケアや援助を再検討しようとする気運が高まっている。本書ではまず、「正常」であるがゆえに、どこか無批判に行われがちなルチーンやケアの一つ一つを、出生直後(分娩室)から退院までを通して見直してみることを目的とした。ここでは、出生直後からの母子同室や母乳育児についても触れ、その正しいサポートの方法を提示したい。後半はプレネイタルビジットを含めて、主に“エモーショナルサポート”と“育児支援”をキーワードに構成した。
目次
第1章 分娩室における出生後のケア
第2章 母子同室と母子異室の管理
第3章 新生児栄養のルチーン
第4章 日常の観察とチェックポイント
第5章 母親へのエモーショナルサポート
第6章 退院時の指導
第7章 退院後の支援
第8章 育児支援