内容説明
移植医療の未来を拓くべく苦闘を続ける米国移植界の大御所、トマス・スターツルをはじめとする医療関係者たちの姿を縦糸に、患者やその家族たちの苦しみと喜びを横糸に織りなされる感動のドラマ。移植医療の歴史と発展、手術場面、免疫抑制剤の開発、術後の管理、数多くの倫理・社会・政治・経済上の問題点を一冊に凝縮し、米国で数々の賞に輝いた話題作。急展開をみせるわが国の臓器移植を考えるうえでも、貴重な資料。
目次
第1部 外科医たち
第2部 ドナー
第3部 ピッツバーグ
第4部 待機
第5部 手術
第6部 奇跡の後