内容説明
ぎょうぎよくするのには、もううんざり。さわぎたい。はじけたい。トラさんは、ずっとそう思っていました。だから、あばれることにしました。でも、すこしやりすぎちゃったかな?2014年度ボストングローブ・ホーンブック賞大賞受賞。
著者等紹介
ブラウン,ピーター[ブラウン,ピーター] [Brown,Peter]
アメリカ、ニュージャージー州で育つ。アート・センター・カレッジ・オブ・デザイン卒業。絵本を中心に活躍。『トラさんあばれる』で2014年度ボストングローブ・ホーンブック賞大賞受賞
青山南[アオヤマミナミ]
福島県に生まれる。早稲田大学卒業。翻訳家、エッセイスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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紫綺
71
回りを気にせず、自らのありのままに居られたら、それが一番‼カクカクしたモチーフなのにとっても温かい絵本。とっても優しくコミカルで、楽しい絵がすばらしい♪オススメです!2019/06/18
ヒラP@ehon.gohon
30
人間のように生活するとしたら、動物たちはとても窮屈に違いありません。 野生は野生なのです。 やっぱり自然の姿が一番です。 でも、人間社会にあてはめると、少し事情は違うでしょう。 当たり前の事だと思いますが、自分が自分らしくことの大切さを言われたような気がしました。2023/09/10
gtn
29
トラの振舞も、街っ子の陥りやすい罠。ただ、時が経つにつれ、風潮がややトラ寄りになってきたことが救い。2021/02/26
ほんわか・かめ
22
秩序を守るのは社会として正しいことだけど、そんな中でも、心も体も解放してのびのびと過ごせる時間が持てるといいなぁ。このトラは、暴れてるわけじゃないから、ね(^^)〈2014/光村教育図書〉2022/02/08
Cinejazz
20
〝「トラさん」は、いつも行儀よくしていることに、ウンザリしていました。 皆は「いまのままでいい」そう思っていました。トラさんは「弾けたい、騒ぎたい・・・いっそ、遊ばれたい」と思いました。 そしてある日、森へ入っていって、思いっきり暴れました「ワアオ—オウ—!!」・・・でも、独りぼっちでした。友だちに会いたくなりました。街が懐かしくなりました。家に帰りたくなり、戻ることにしたのですが・・・〟アメリカの絵本作家<ピータ-・ブラウン>は 「僕の経験から言うと、みんな、すこしは暴れたほうがいい」って・・・。2024/05/03