内容説明
よるだけあいているとしょかんではたらいているのは、カリーナと3わのふくろうたち。としょかんはいつもしずかで、おちついていました。ところが、あるひ…。
著者等紹介
カズノ・コハラ[カズノコハラ]
日本に生まれる。梅花女子大学児童文学科卒業。その後、イギリスに渡り、アングリア・ラスキン大学ケンブリッジキャンパスの美術学部で版画を学ぶ。2007年にイラストレーション修士課程を修了。デビュー作『おばけやしきにおひっこし』(石津ちひろ訳、光村教育図書)で、2008年度ニューヨークタイムズ・ベストイラスト賞に選ばれた。これまで手がけた絵本は、すべてリノリウム版画によるものである
石津ちひろ[イシズチヒロ]
1953年、愛媛県に生まれる。3年間のフランス滞在を経て、絵本作家、翻訳家として活躍。『なぞなぞのたび』(荒井良二絵、フレーベル館)でボローニャ児童図書展絵本賞、『あしたうちにねこがくるの』(ささめやゆき絵、講談社)で日本絵本賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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新地学@児童書病発動中
111
躍動感があって、生き生きとした絵が素晴らしい。夜間に開いている図書館のお話。カトリーナと三羽のフクロウが働いている。毎日のように行っている公民館図書館のことをなぜか思い出した。赤ちゃんからお年寄りまでひっきりなしに来て、にぎやかで温かなところ。この本の図書館と似た雰囲気がある。本には人と人をつなぐ力があるのだろうか。甲羅の上に本を載せて家に帰っていくカメ君のユーモラスな姿が、一番印象に残った。2014/02/06
Kawai Hideki
84
夜中の図書館で働く女の子のお話。楽譜を引っ張りだして図書館でいきなり演奏の練習をはじめてしまう迷惑なリスや、本を読みながら泣けて泣けて仕方がないオオカミの面倒をみてやったり、閉館時間になっても帰ろうとしないカメに貸し出しカードを作ってあげたり。児童労働的に大丈夫なのか気になるところ。2015/08/30
tokotoko
70
図書館に行くといつも、優しい司書さん達が迎えてくれます。このよるのとしょかんの司書さんは、カリーナちゃんとふくろうたち。お客さんは動物です。時々困ったお客さんたちも・・・やってきます!この可愛い司書さん達、無事に解決できるかな?きっと毎晩通いたくなる、楽しい図書館です。版画調の絵。色は、表紙のこの三色のみです。けれど、元気いっぱいの輪郭で形どられたみんなが、今にも飛び出してきそうな勢いです。しかもね、全部可愛くて・・・たまりません!!2015/02/12
misa*
66
タイトルに惹かれて娘への読み聞かせで借りた一冊。いろんな動物達が図書館へ来るのだけど、おおかみさんが本を読んで泣いていたり、閉館間際まで亀さんが本を読んでいたり、なんだか可愛らしかった!2018/07/13
MI
59
よるだけ空いている図書館には、カリーナとフクロウが三匹が図書館の本を貸し出ししている。かりにくるお客さんはどうぶつたち。とても愉快で楽しい夜の図書館のお話。2024/09/30