内容説明
メルリックは、お城ではたらくまほうつかい。王さまのめいれいがないときには、町じゅうの人のしごとをまほうでてつだってやりました。ところがある日、まほうがつかえなくなり…。
著者等紹介
マッキー,デビッド[マッキー,デビッド][McKee,David]
1935年、イギリス南西部のデボン州に生まれる。美術学校に通う頃から風刺漫画を描き、卒業後は「パンチ」や「リーダーズダイジェスト」誌上に作品を連載した。一方で「ぞうのエルマー」シリーズ(BL出版)など、多数の絵本を発表している
なかがわちひろ[ナカガワチヒロ]
中川千尋。子どものための本の作家、翻訳家。文とさし絵を手がけた童話『かりんちゃんと十五人のおひなさま』(偕成社)で野間児童文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆか
37
夕方になると、「ああ、魔法が使えたらなあ」と思う。洗濯物をしまって、夕食を作って。この前ためしに、指で、「えいっ、えいっ!」とやっていたら(魔法を使っているイメージ)小6の娘に、「ママ、見ていて。(同じようにやってみる)こういう人、どう思う?」と、ひややかな目で意見されてしまいました(-_-;)それはさておき、やはり自分でできることは自分でやる方がいい。魔法のみならず、夫婦間親子間友達間、年を取ってからもできることは自分でやる。やれないことにも、チャレンジだ!と、この本に勇気をもらいました。2015/04/23
たまきら
25
日々忙しくしていたまほうつかいから魔法が消えた!あわてるまほうつかいがかわいいです。スランプ?病気?賢人の言葉に考えさせられました。最後のまほうつかいの姿がとても素敵です。2020/09/21
どあら
21
図書館で借りて読了。魔法で解決するのは簡単だけど、まずは自分の力で何とかしなければね(^^;)2018/07/09
absinthe@読み聞かせメーター
19
5歳の娘に読み聞かせ。何でも言う事を聞いて、みんなの欲しいものを全部魔法で助けてあげる魔法使い。でもそれは良い事か?魔法使いの*お陰*で、仕事のやり方を全部忘れた国民たち。何でもやってあげる事が悪にもなるという寓話。娘としばらく語り合うきっかけになって、娘は一つ悟ったらしい。記念になった本。2015/12/21
mari
17
魔法に限らず、便利なもの(頼りすぎてはいけない、と思わされるお話。魔法が本当に必要な場面についても、考えさせられるな。シリーズがあるようなので、読んでみたいです!2015/04/19