しずかな、クリスマスのほん

アンダーウッド，デボラ【文】〈Ｕｎｄｅｒｗｏｏｄ，Ｄｅｂｏｒａｈ〉/リウスカ，レナータ【絵】〈Ｌｉｗｓｋａ，Ｒｅｎａｔａ〉/江國 香織【訳】

光村教育図書（2012/11発売）

• サイズ B5判／ページ数 1冊(ﾍﾟ／高さ 23cm
• 商品コード 9784895728478
• NDC分類 E
• Cコード C8797

内容説明

クリスマスはしずかなきせつ。ふだんとはちがうあれこれのしずかさ…。

著者等紹介

アンダーウッド，デボラ［アンダーウッド，デボラ］［Ｕｎｄｅｒｗｏｏｄ，Ｄｅｂｏｒａｈ］
アメリカ、ワシントン州ワラワラ市に育つ。大学卒業後、サンフランシスコでストリートミュージシャンをしたり、会計事務所で働いたりしていた。２００４年から子ども向けノンフィクションのライターとして活躍している

リウスカ，レナータ［リウスカ，レナータ］［Ｌｉｗｓｋａ，Ｒｅｎａｔａ］
ポーランドのワルシャワに生まれ育つ。カナダのアルバータ・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインに学んだ。現在、夫とともに、カナダのカルガリーに暮らしている

江國香織［エクニカオリ］
東京都に生まれる。２００４年『号泣する準備はできていた』で第１３０回直木賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Kawai Hideki]

クリスマスのいろんな「静かさ」を、ひとつひとつピックアップする絵本。「ふいに　おとずれる　しんとしたきもち」のような詩的な静かさもあれば、半ば強引な「静かさ」もあってユーモラスで面白い。例えば、ツリーに点灯したあとに「ヒューズがとんでしまったときの　とつぜんの　しずかさ」とか、クリスマス劇で、「だれかのパパが　つくった　いしょうの　しーん」「セリフをわすれてしまったときの　きんちょうした　しーん」「こっそりおしえてくれる　みんなのこえの　ひそやかさ」など、「静かさ」でぐいぐい笑いを取りに来るところが新鮮。

2015/03/08

[ぶんこ]

ぬいぐるみのような動物たちが「しずか」に似合っていました。賑やかなクリスマスよりも、雪がしんしんと降る静かなクリスマスは憧れです。「厚着をするのって　とても　しずか」本当！なんででしょう？灯りが灯る瞬間の息を詰めた静かさ。「暖炉のそばで本を読む」いいですね。私も一度でいいので暖炉のそばで本を読んでみたいです。

2024/12/30

[アクビちゃん@新潮部😻]

【図書館】クリスマス時期の静けさの本。まず、何と言っても絵が羊毛フェルトの様な立体感と細かさが目を惹きます♪私、この絵本好きだな～！(笑)一人で癒されたい時に開きたい絵本です。私の中の静けさは、寒い夜に雪道を歩く静けさ、寒い夜の息の白さの静けさ

2015/12/02

[小夜風]

【図書館】クリスマスはいろんな楽しい音が溢れてる賑やかなイメージでしたが、その中にもしんと静かになる一瞬があって、その一瞬を切り取った素敵な絵本でした♪とっても可愛いです♪

2014/12/29

[anne＠灯れ松明の火]

テーマコーナーで。前の２作が良かったので気になっていた。出会えてうれしい♪　クリスマスはにぎやかなイメージもあるけれど、確かに静かな場面もたくさんある。どのページも、思わず、息を止めるようにして、静かに静かに読んでいった。でも、「だれかのパパが つくった いしょうの しーん」は、くすっと笑った。「だんろのそばで ほんをよむ しずかさ」　素敵……！　どのキャラクターも丸くて、もふもふしていて、本当にかわいらしい。これもプレゼントにいいな。前作も再読したい。「クリスマスに絵本を贈ろう、絵本を読もう」参加中♪

2014/12/24