内容説明
まいごになったうさぎのぼうやに、はらぺこのきつねがしのびよります。きつねが、おおきなくちをカバッとあけたとき、「ちょっとまって!」おやすみなさいをいうやくそくは?うさぎのぼうや大ピンチ。
著者等紹介
シェーラー,カトリーン[シェーラー,カトリーン][Sch¨arer,Kathrin]
1969年、スイスのバーゼル生まれ。バーゼル造形大学で学び、美術の教師となる。ことばに障害のある子どもたちに美術を教えるかたわら、フリーのイラストレーターとして活躍。絵本では、文章を手がけたものも多数ある。スイスをはじめ、ドイツ、オーストリアやアジアでも高い評価を受けている
関口裕昭[セキグチヒロアキ]
1964年、大阪府生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。在学中、ドイツのゲッティンゲン大学に留学。最近のドイツ文化全般に深い興味を持ち、紹介に努めている。愛知県立芸術大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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masa@レビューお休み中
97
あはは、これいいなぁ。まるでコントのような絵本なんですよね。トムとジェリーの追いかけっこを思い出してしまいました。うさぎを食べようと狙うきつねと、きつねから逃れようとするうさぎのやりとりが、スリルがあって、ドキドキしてしまうのです。でも、どこかコミカルで、きつねさんを見ていると、肝心なところが抜けているトムを思い出してしまうんですよね。きつねとうさぎが出会うと、必ずおやすみなさいを言う約束の場所で、遭遇してしまったふたりは一体どうなるのでしょうか。2015/12/17
しぃ
30
うーん。こんな話どっかにあったよね…と思いながら読み進め、そっか言いたいことはこっちか!と最後に。色んなメッセージが読み取れるけど、なんとなくひっかかる。2020/07/11
gtn
29
無邪気は悪意に勝つ。過程で劣勢になっても、最後に勝つ。そう信じる。2022/11/07
かおりんご
26
読み聞かせ(71) とんちがきいたうさぎの子が、かわいい。最後はハッピーエンド。2014/06/05
くぅ
24
なんとな〜くキツネってずる賢く描かれる絵本が多いから、ちょっと意外で面白い。息子はキツネが引き摺られるシーンがかなり面白かったみたい。(4歳4か月)2021/09/15