内容説明
月曜日の朝、よあけを待たずに家をでて、町へといそぐ、メアリー・スミス。ゴムのチューブに豆をこめ、ふいてとばす、その仕事とは。
著者等紹介
ユーレン,アンドレア[ユーレン,アンドレア][U’Ren,Andrea]
アメリカ、オレゴン州に生まれる。ロードアイランド美術学校、クーパー・ユニオン美術学校、ホイットニー・アメリカ美術館に学んだ。9歳の頃から子どものための本に絵を描きたいと思いつづけ、2001年に“PUGDOG”で、絵本作家として念願のデビューを果たした。現在、オレゴン州ポートランドに、夫と幼い息子との3人で暮らしている
千葉茂樹[チバシゲキ]
1959年、北海道に生まれる。国際基督教大学卒業後、出版社に勤務し、児童書の編集に携わった。現在は、北海道当別町に居を移し、フリーの翻訳家として活躍している
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感想・レビュー
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chiaki
48
優れためざまし時計が手に入りにくかった当時、イギリスにあった「ノッカー・アップ(めざまし屋)」という職業。そのノッカー・アップとして実在したメアリー・スミスさんのおはなし。起こしてもらった人は窓から顔を見せて無事に起きたことを知らせなければ、ノッカー・アップさんは次の家に向かえないそうで…。朝が苦手な私なんかは迷惑極まりないだろうな〰。メアリーの子、ティモシーの下りにクスリと笑わされます♪この絵本、絵もとにかく素敵。自館に入れたいです。2021/02/21
gtn
46
まず、自分自身が定時に起きなければならない。また、他人を起こす方法も不快感がなく、人智を感じる。その意味でメアリーは掛け替えのない人物と言える。政治家と違って。2020/12/06
かおりんご
43
読み聞かせ(123)時計が十分の普及していなかった時代には、こうやって目覚まし時計代わりをする人がいたのですね。知りませんでした。子供たちも、楽しく聞いていました。2014/09/05
パフちゃん@かのん変更
40
実在の人物の話。写真も載っています。目覚まし時計のなかった時代、朝早く起きて顧客を次々に起こしていく仕事「目覚ましや」のメアリーの話。寝室の窓に吹き矢の要領で豆粒を飛ばして起こすのです。2018/04/25
アクビちゃん@新潮部😻
39
【図書館】ブックトークの先生、小4読み聞かせオススメ本。目覚し時計が、なかった頃、早起きしなきゃいけないパン屋さんは、どうやって起きていたと思います? 窓を叩く音が! 実在した、目覚し屋さん メアリー・スミスのお話しです。2017/09/15