内容説明
“じいはまだかぜがなおらんのか。はよーじいにあいたいぞよ”“ひめさま、じいがげんきになるようぜんこくからうまいものをおとりよせちゅうでございます”イクラにんじゃ、マグロにんじゃ、なっとうにんじゃ、ウナギにんじゃ…。日本各地からかけつけた忍者のことばを聞いて、じいを心配するひめさまは?
著者等紹介
丸山誠史[マルヤマサトシ]
岐阜県大垣市に生まれ、愛知県一宮市に育つ。大阪府立大学経済学部卒。大学在学中よりMASA MODE ACADEMY OF ARTに通い、卒業後、イラストコンクールへの入賞を機に上京。イラストレーター、絵本作家として活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Mer
11
「ノブーナガ」や「ひでよーし」などの作品でお馴染みの丸山誠司さん。結構すきです。今作はお姫様が主人公と思いきや、主役はお仕えするじいや。風邪をひいたじい。会えない姫様は退屈だし心配です。そんな中、各地からお見舞いにやってくるのはヘンテコな忍者🥷ここで真骨頂、方言が飛び出します。我が県は無かったので残念でしたが、読み聞かせすれば笑いが起きる。方言って不思議ですよね。最後はみんなでお腹すいたぁ〜で終わりましたww2024/02/08
あおい
8
風邪をひいたじいの為に忍者に命じて全国からうまいものを取り寄せることに。イクラ忍者、カッパ忍者など次々忍者はやってくるが姫は方言がわからず…体調が悪いという表現いろいろあるな〜。忍者が縁側に並んで座っているページかわいい。2023/07/30
遠い日
4
「ひめさま!〇〇でござる」シリーズ。風邪を引くこと、あるいはその症状を日本各地の方言で言い表しながら見舞客がきたために、混乱する姫さま。じいは本当は見舞いを得て、着々と回復していたのですが、意味がわからない、かつ、違う意味に取れることばに振り回される姫さま、お気の毒。じいは大丈夫ですよ。2022/09/30
しい
3
たくさんの方言。2022/09/10
すいれん
2
風邪をひいたじいが元気になるよう、全国からうまいものをお取り寄せ。持ってきてくれた忍者の口上が方言で姫様とおつきが軽いパニックに。美味いもの…マグロにうなぎに納豆にいくらにきゅうりにしじみにふぐ!…たらふく食べて元気になったじいがお礼に寿司を握る…シンプルでいて王道。たすき掛けのじいと姫の足袋とふぐ刺しの絵が好き。ところで、じいが掻っ込んでたマグロ納豆いくら丼はどんな味だろう?2023/08/01
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