感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
anne@灯れ松明の火
25
新着棚で。「むしゃんよか」は「かっこいい」という九州弁。お父さんはお母さん(妻)を亡くしてから、沈み込んで、しゃべらない。東京から転校してきたクラスメート・ハジメくんは東京弁をからかわれてから、しゃべらなくなった。そんなふたりを元気にしたのは……? 福岡県大牟田市の大蛇山まつりを題材にした作品。絵は西村繁男さんで、細かく描きこまれ、迫力がある。2020/07/07
遠い日
14
内田麟太郎さん、こういうドラマティックな作品も絶品。登場人物のひとりひとりの心理を濃やかに描き、大蛇山祭りの準備を通して、少しずつ変化していくようすが印象的。悲しみのさなか、寂しさの只中、それぞれの心が揺れながら変わっていく。人間って弱くて、強い。2020/07/16
杏子
9
西日本読書感想画指定図書低学年向け。むしゃんよかとは!?何のことか全くわからなかった。九州地方の方言で、「かっこいい」って意味なんだ。何となく反対の意味が浮かんでたけど。いい話だったけれど、方言なので読みにくい。低学年の子どもたちがこれを読むのか!よ、読めるかな?言葉の意味が難しそう。それとも西日本に住んでる子どもには何となくでもわかるかな?絵から想像できるかな?お祭りの様子は勇ましい。2023/05/22
mintjam_
6
福岡県大牟田市の大蛇山まつりを当事者の視点から描いた絵本。最初は、せっかく作った山車を祭りの最後に壊してしまうのはもったいないと思いましたが、翌年の復活も含めての祭りなのですね。ブロクの感想→ http://milkysunday.blog29.fc2.com/blog-entry-2959.html 2020/07/11
みい
4
かなしさ、さみしさを抱えるふたり。祭りのエネルギーは人を再生させる。良書。2023/06/25