内容説明
メアリーせんせいがはじまりのふえをふいた。でも、わたしはプールにはいらなかった。「おなかいたいの」そしたら、せんせいが―。
著者等紹介
ユン,ヘウォン[ユン,ヘウォン] [Yum,Hyewon]
韓国、ソウルに生まれる。絵本作家。2009年にLast Nightで、ボローニャ・ラガッツィ賞フィクション部門特別賞とゴールデン・カイト賞を、2013年に『ママ、きょうからようちえんだよ!』(トランスビュー)でエズラ・ジャック・キーツ賞を受賞している。アメリカのニューヨーク州、ブルックリン在住
ふしみみさを[フシミミサオ]
伏見操。埼玉県に生まれる。上智大学文学部フランス文学科卒業。英語とフランス語の子どもの本の翻訳家として活躍。日本とフランスを往復しながら暮らしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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anne@灯れ松明の火
34
新着棚で。やりたくないことがある日、お腹が痛くなるのは嘘ではない。プールがどんなに嫌か、すごく伝わってくる。でも、無理やり入らせないメアリー先生のやり方、いいなあ。自然に、自分から動き始めるのを待つ。簡単なようで、実は難しいこと。「わたし」も勿論頑張ったけれど、先生も、ママもだな。姪っ子、スイミングに通って、随分経つけれど、いまだに水に顔をつけられないらしい(笑) 浮き輪で、顔を上げて、浮いているみたい。嫌がらずに行っているのだから、良し?^^2019/09/18
momogaga
33
【大人こそ絵本】作家は韓国出身、馴染みやすいストリートと絵のタッチ。主人公の悩みは共感できます。そして、寄り添ってくれる水泳コーチはグッジョブ。2023/08/17
どあら
32
図書館で借りて読了。私は海で泳ぎを覚えたけど街に住んでる子供達は難しいから、スイミングスクールの体験に参加させみたら自分から入ると言い出して、8年間続けてバタフライも50メートル泳げるようになって辞めました。絵本のお子さんが水に慣れていく様子に安心しました(^^)2020/07/31
たまきら
24
これって仮病になるのかな、それとも本当に調子が悪くなっちゃうのかな?やさしく見守る大人たちも素敵で、あたたかく読める絵本です。いろいろと緊張してしまいがちなお子さんが「あなただけじゃないよ」とこの本で思えたらいいなあ、と思いました。今回借りてきた本の中では一番かわいい絵本、というのが娘の感想です。2020/06/09
ねなにょ
23
娘は小さい頃からプールが大好きだったので水泳教室を楽しみにしていたけれど、どの年齢のクラスでも、必ず、2~3人は、大泣きしている子がいて、先生たちは慣れっこでうま~く誘導していたっけ。この女の子もメアリー先生のおかげでプールの日がおなかいたい日じゃなくなってよかった。2021/07/22