出版社内容情報
《内容》 心不全についての基礎的な項目から遺伝子治療まで、最新の情報を追加し、内容をupdateした改訂版。循環器専門医をめざす若手医師必携の実践的手引書。
《目次》
心筋の分化と肥大
心臓の発生と分化
心筋の肥大
心不全の病態におけるレニン・アンジオテンシン・アルドステロン系の関与
心不全におけるRAA系の活性化
RAA系の活性化による心血管リモデリング
RAA系の抑制による心不全治療
心筋内カルシウム調節蛋白の異常
心不全における心筋内カルシウム調節蛋白の異常
交感神経活性とβ受容体とG蛋白質の変化
心不全における交感神経興奮とその機序
β受容体と心筋内情報伝達
心不全におけるβ受容体の細胞内情報伝達の変化（脱感作現象）
β受容体刺激による細胞障害，細胞死
β遮断薬療法の効果発現機序
神経体液因子（エンドセリン，アドレノメデュリン，ナトリウム利尿ペプチド）
慢性心不全と神経体液因子
エンドセリン
アドレノメデュリン
ナトリウム利尿ペプチド
心不全とアポトーシス
細胞死について
心不全におけるアポトーシスの関与
心不全の新しい治療戦略としてのアポトーシス制御
心不全とNO
NOの産生，制御
心不全における内皮依存性血管拡張反応とNO
心不全における内皮型NOSによる心収縮調節
誘導型NOSと心不全
心不全におけるNOと心筋エネルギー代謝
心不全におけるNOと拡張機能
心不全におけるサイトカイン
心不全におけるサイトカイン
心不全動物モデルにおける検討
心不全の治療とサイトカイン
抗サイトカイン療法
心筋収縮不全と心筋エネルギー代謝
エネルギー代謝からみた心筋収縮不全の分類
心筋収縮不全の成因
心不全におけるエナジェティクス
心筋エネルギー代謝からみた心不全の長期予後
エネルギー代謝改善薬の心不全治療への応用
拡張機能障害
拡張機能障害に基づく心不全
拡張不全の予後
拡張不全の原因
拡張機能不全の診断のポイント
拡張不全の症状
拡張不全の増悪因子
拡張不全の評価
心エコー・ドプラ指標
CT，MRI
心臓カテーテル
拡張不全の治療のポイント
患者への対応の仕方
代償性肥大から心不全への移行－ダール食塩感受性ラット心不全移行モデルにおける細胞内機序の検討－
心不全移行とその病態解明への実験的アプローチ
単一心筋細胞レベルでの収縮性と心不全移行
心不全移行時のカルシウム調節異常とその機序
心不全移行における収縮蛋白異常と体液性因子の関与
運動耐容能と重症度
身体活動を制限する自覚症状
身体活動能による重症度評価
6分間歩行による身体活動能の評価
慢性心不全薬物治療と生存率
薬物治療と生命予後
薬剤と生命予後
高齢者の心不全の治療
誘因・増悪因子
病態
治療
問題と展望
心不全の不整脈治療
心不全における不整脈
不整脈の治療
急性心不全と心原性ショック：病態と治療
急性心不全の概念
診断へのアプローチ
急性心不全患者の初療の実際
急性心不全治療の一般方針
補助循環の有用性
大動脈内バルーンパンピング（IABP）
経皮的心肺補助循環法（PCPS）
補助人工心臓
心臓移植の現状
心臓移植の歴史
心臓移植の適応基準
心臓移植の適応疾患
わが国における心臓移植待機患者の推計と予後
日本臓器移植ネットワークへの適応患者の登録と予後
心ドナーの適応基準
ドナー・レシピエントの適合
心臓移植手術
心臓移植後の管理（follow-up）
欧米における心臓移植の現状
海外渡航移植者の現況
心臓移植までの機械的循環補助（ブリッジ使用）
左室縮小術―Batista手術
手術方法
手術成績
自験例の成績
Batista手術の問題点
心不全の遺伝子治療
遺伝子治療の方法
心不全に対する遺伝子治療の試み
内容説明
本書は心不全の理解に関して次々にもたらされている新たな展開をまとめて読者に最新の情報を提供する。
目次
心筋の分化と肥大
心不全の病態におけるレニン・アンジオテンシン・アルドステロン系の関与
心筋内カルシウム調節蛋白の異常
交感神経活性とβ受容体とＧ蛋白質の変化
神経体液因子（エンドセリン、アドレノメデュリン、ナトリウム利尿ペプチド）
心不全のアポトーシス
心不全とＮＯ
心不全におけるサイトカイン
心筋収縮不全と心筋エネルギー代謝
拡張機能障害
代償性肥大から心不全への移行
運動耐容能と重症度
慢性心不全薬物治療と生存率
高齢者の心不全の治療
心不全の不整脈治療
急性心不全と心原性ショック：病態と治療
補助循環の有用性
心臓移植の現状
左室縮小術－Ｂａｔｉｓｔａ手術
心不全の遺伝子治療
著者等紹介
篠山重威［ササヤマシゲタケ］
京都大学大学院医学研究科循環病態学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
