出版社内容情報
《内容》 基礎医学の進歩により神経科学も目覚ましく発展している中、神経系臨床医に必要とされる関連領域の学際的知識が得られるシリーズ。本書は特に大脳記憶を取り上げ、記憶の分類と生理学的機序、機能局在などについて概説。多重人格や老年性記憶障害の話題なども盛り込み、大脳記憶研究の成果と現況をまとめた。 《目次》 記憶の心理学 記憶の認知心理学/記憶の神経心理学/記憶の検査法 記憶の神経回路 記憶の回路:2つの記憶回路系/記憶と大脳皮質連合野/記憶のニューロン回路網とシナプスの可塑性 記憶の機能解剖 記憶の生化学/記憶の臨床薬理と治療薬/記憶と海馬/記憶と扁桃体/他 記憶の病態トピックス 睡眠と記憶/加齡と記憶障害/皮質性痴呆の記憶障害/皮質下痴呆の記憶障害/Wernicke-Korsakoff症候群/てんかんの記憶障害/一過性全健忘/全生活史健忘/多重人格と“false memory syndrome”
目次
1 記憶の心理学(記憶の認知心理学;記憶の神経心理学;記憶の検査法)
2 記憶の神経回路(記憶の回路―2つの記憶回路系;記憶と大脳皮質連合野―事象の認知とその貯蔵;記憶のニューロン回路網とシナプスの可塑性)
3 記憶の機能解剖(記憶の生化学;記憶の臨床薬理と治療薬;記憶と海馬 ほか)
4 記憶の病態トピックス(睡眠と記憶;加齢と記憶障害;皮質性痴呆の記憶障害 ほか)