内容説明
本書は、失語症の臨床研究の最新の知見のみならず、失語現象の理解に欠かせない言語機能の成り立ちについての研究の最新の知見も盛り込んで編んだもので、「ことばの神経科学」のひろがりに応じて、執筆した方々の研究の領域もそれぞれ多方面にわたっている。
目次
生命の灯ふたたび
1 失語理解の基本とその変遷
2 失語からみたことばの脳内機構
3 脳機能イメージングと言語機能
4 局在性病変と失語症
5 記憶と言語の障害
6 読み書きの脳内機構
7 ことばと失行
8 高次視覚機能障害とことばの理解
9 言語発達と失語症
10 言語をめぐるトピックス