出版社内容情報
《内容》 免疫現象の特殊性と普遍性について触れながら、「免疫」研究の最新の成果を分子、細胞レベルで捉え、免疫系の特殊な現象や機構と疾患との関わりについて詳しく解説。 《目次》 免疫システムの特殊性と共通性/自己を映す鏡:主要組織適合抗原複合体(MHC)/リンパ球に対する抗原提示とは?/リンパ球の生と死の調節:反応と寛容/免疫系のミクロコスモス:リンパ球内部のシグナルネットワーク/アレルギー,自己免疫疾患のメカニズムと新しい治療法/感染に対するエフェクタ機能の多様性とその制御
内容説明
本書では、免疫現象の特殊性と普遍性について、まずはじめに「総論」でふれた後、各章においては免疫系に特徴的な現象を分子レベルで理解できるように解説することを試みた。免疫全般を網羅しているのではないが、最近特に新しい進展がみられる分野に重点をおいて免疫学の特殊な現象、機構について紹介、解説し、疾患との関わりについても強調した。
目次
総論 免疫システムの特殊性と共通性
1 自己を映す鏡:主要組織適合抗原複合体(MHC)
2 リンパ球に対する抗原提示とは?
3 リンパ球の生と死の調節:反応と寛容
4 免疫系のミクロコスモス:リンパ球内部のシグナルネットワーク
5 アレルギー、自己免疫疾患のメカニズムと新しい治療法
6 感染に対するエフェクタ機能の多様性とその制御