湯殿山系 即身仏の里

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  • サイズ A5判/ページ数 125p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784895446235
  • NDC分類 182.1
  • Cコード C0095

内容説明

人々を飢饉や天災、疫病から救うため即身仏となった上人たち。いまに残る上人たちの遺物や山寺を訪ね、その信仰の風土や強靱な精神の源泉を追う写真紀行!

目次

湯殿山仙人沢―月山・湯殿山の山ふところの渓谷
大日坊金剛院瀧水寺―即身仏・真如海上人を安置
田麦俣集落―湯殿山詣での宿場として賑わった
湯殿山注連寺―即身仏・鉄門海上人を安置
六十里越街道―千二百年の歴史・湯殿山詣での古道
不動山本明寺―即身仏・本明海上人を安置
修行山南岳寺―即身仏・鉄竜海上人を安置
羽黒山―出羽三山神社合祭殿へ
金峯山―月山・羽黒山・湯殿山と同様平安時代からの信仰の山
黒川能―集落ぐるみで親から子へと流儀を伝承
出羽富士―鳥海山遠望
松音院月山全海堂―即身仏・全海法師を安置
巌龍山蔵高院―即身仏・光明海上人を安置
亀栄山明寿院―即身仏・明海上人を安置
大悲山観音寺―即身仏・仏海上人を安置
砂高山海向寺―即身仏・忠海上人・円明海上人の二体を安置
西生寺―日本最古の即身仏・弘智法印を安置

著者等紹介

野沢博美[ノザワヒロミ]
1943(昭和18年)埼玉県秩父郡皆野町三沢に生まれる。1962(昭和37年)埼玉県職員となる。1968(昭和43年)埼玉県報道文化課勤務を契機に写真活動開始。2004年(平成16年)埼玉県職員を退職。2005(平成17年)第三セクター株式会社秩父開発機構入社。2010(平成22年)株式会社秩父開発機構退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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HANA

54
湯殿山を中心とした出羽三山、および即身仏に関連した場所を巡った写真集。即身仏の本というとどうしても木乃伊を中心にしたものと考えがちであるが、本書ではそれは一部に留まりあくまでその周辺の風景というものに拘っているように思える。個人的には以前東北を旅行した際に湯殿山に立ち寄った事があるので、その風景というのに何となく感慨を覚える。特に七五三掛の注連寺とか仙人沢とか、残雪を頂く湯殿山遠望とか。モノクロームの写真を見ていると、観光地ではないささやかな場所にこそ東北の奥深さが眠っているような気がしてならなかった。2017/04/25

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