自殺の内景―若者の心と人生

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  • サイズ A5判/ページ数 544p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784895445955
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C0095

内容説明

秋田大学の専属精神科医として大学生と向き合い続けて四半世紀。苦しむ若者たちの深層心理を宗教や哲学にまで分け入り解読する。

目次

大学生の心の状況―相談現場から
若者の自殺について
大学の現状と学生達の行方
歴史・社会と若者の生き方
個性・人格と教育論
人生・家族・人間関係
性格学・人格構造論から信仰へ
大学と発達障害
人の深層心理について
脳と精神医学
夢とは何か
人生論と人間学
アテネの学園―哲学の知恵と幻想

著者等紹介

苗村育郎[ナムライクロウ]
昭和25年兵庫県高砂市にて生まれる。昭和44年京都大学入学。昭和46年京都大学中退(文学部)。昭和52年神戸大学医学部卒業。同年東京大学医学部精神科研修医。昭和57年厚生労働省国立精神・神経センター研究員。昭和60年米国NIH留学。昭和62年秋田大学精神科助手。平成3年秋田大学保健管理センター講師。平成10年同センター教授・所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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eirianda

15
大学の保健管理センターの専属精神科医が現代の若者が自殺する背景を、文化的な面、精神病の面、社会的な面、脳科学的な面、哲学的な面など広い視野で探っている。時代によって微妙に自殺動機は変わるらしい。中でもアニメや人が物語るしくみからの視点が面白い。ただ最終章のギリシャ哲学は、著者の個人的興味が前面に出ている気がする。不況だしな。バブル期の虚無感より、もっと先が見えにくいよな。実際大学生たちに面している著者だから、リアルな内容でした。 良書です。2017/12/02

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