日本アンソロジー<br> 兆民をひらく―明治近代の「夢」を求めて

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日本アンソロジー
兆民をひらく―明治近代の「夢」を求めて

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  • サイズ B6判/ページ数 502p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784895421911
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0023

内容説明

中江兆民、100年前に日本の現実と格闘した傑物。この入り組んだ多面体をどうとらえるか?今日の政治・思想状況を踏まえつつ、気鋭の論客たちがこの男の夢の軌跡を追う。

目次

第1部 「政治」を超えて(兆民と政治的なるものの超克;兆民とフランス ほか)
第2部 もう一つの近代(明治初期『民約論』諸訳の比較検討;『維氏美学』と日本近代美術―フォンタネージ、フェノロサ、ヴェロン ほか)
第3部 ジャーナリストの眼(議員辞職―短慮か熟慮か;ジャーナリスト兆民 ほか)
第4部 危機のエクリチュール(兆民『三酔人経綸問答』を読む;『三酔人経綸問答』を読む―“奇人”伝説とエクリチュール ほか)
第5部 一〇一年の夢(兆民絶筆「文章経国」の行方;「兆民の子」中江丑吉と私 ほか)

著者等紹介

井田進也[イダシンヤ]
1938年生まれ。東京大学大学院比較文学比較文化修了。東京都立大学教授を経て、現在、大妻女子大学比較文化学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。