出版社内容情報
読んでいるうちに「夢中」になれる眠りの国へご招待!
「眠りとは何か」、「夢とは何か」を出発点に、生きもののに睡眠にまつわるさまざまなトピックについて、ユーモアを交えつつわかりやすく解説。動物たちの睡眠習慣や生存戦略・進化といったマクロな話題から、脳波やホルモンといったミクロな話題まで、いきものたちの「睡眠」の謎をさまざまな角度から紐解いていく一冊。
●霊長類、肉食獣、草食獣、イヌやネコに代表される伴侶動物、家畜、海の動物、鳥など、生きものたちのそれぞれに独特な眠り方を紹介。
●誰かに話したくなるような「トリビア」が満載。
・ナマケモノはけっこう起きてる?
・スズメのお宿はマンスリーマンション?
・半年以上飛ぶ渡り鳥ってどうやって眠ってる?
・睡眠、狸寝入り、昏睡、冬眠。その違いを説明できる?
・クロマニヨン人より現代人の脳の方が小さい?
・『胡蝶の夢』で眠ってるのは荘子? 蝶? etc.
●生きものの脳・神経の活動と発達や進化について、科学的・物質的に解説。
●動物行動学的な視点、哲学的思想の科学分析、医学分野での睡眠研究など、分野を横断して多角的に睡眠を分析。
内容説明
アリストテレスから恐竜や寄生虫まで。なぜ眠る?どうして眠る?読んだあと、きょう眠るのがちょっと楽しくなる。脳から、種から、行動から、哲学から。『睡眠』をたどると、約40億年前からつないだ生きものの進化のもとへ。
目次
第1章 旅立ちのグッドナイト(眠りの「発見」;NOと言えない眠り)
第2章 眠りを見る目を練る―探究の歴史と成果(のぞき見・脳の進化史;あなたが寝ている隙に)
第3章 寝落ちしかねず鳥にしあらねば(あたまの寝ぐせ)
第4章 寝方と寝床のア・ラ・カルト(Where did you sleep last night;海に眠る眠りの秘密)
第5章 これは眠りではない―閉じこめ症候群から冬眠まで(目覚めよと、われらに呼ばわる物見らの声;冬眠リスは眠れない)
著者等紹介
森由民[モリユウミン]
動物園ライター。1963年神奈川県生まれ。千葉大学理学部生物学科卒業。各地の動物園・水族館を取材し、書籍などを執筆するとともに、主に映画・小説を対象に動物観に関する批評も行っている。専門学校などで動物園論の講師も務める
関口雄祐[セキグチユウスケ]
博士(理学)、千葉商科大学教授、東京農業大学客員教授。専門は動物行動学、行動生理学。1973年千葉県生まれ。東京工業大学生命理工学部卒業、同大学院修了。豊橋技術科学大学、東京医科歯科大学での研究員生活を経て、2008年に千葉商科大学着任(専任講師、准教授を経て現職)。「睡眠のはなし」は、保育園から東大まで、どこで講演してもたくさん質問をもらえるので、社会的にも個人的にも関心の高さを実感している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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