出版社内容情報
江戸時代に、権力者の陰謀に、《情報》で立ち向かう男がいた。現代のネット社会を先取りしたような男が、200年近く前にもいたのである。
その名は藤岡屋由蔵――。
表向きは神田旅籠町の一角で古本を商っているのだが、由蔵が売っていたのは、実は裏が取れた噂や風聞だった。買いに来るのは、各藩の留守居役や奉行所の役人たちである。
そんな由蔵が、シーボルト事件に巻き込まれ、手下が命を落とすことに。手下の理不尽な死を許せない由蔵は、真実を暴くために動き始める。
天下を揺るがす大事件を情報屋の目線で描いた、時代サスペンス小説。
書評家の縄田一男氏も、「時を忘れる快作」と絶賛する力作である。
内容説明
神田旅籠町の一角で、古本を商っている男がいた―その名は藤岡屋由蔵。実は古本を隠れ蓑に由蔵が売っていたのは、裏が取れた噂や風聞だった。買いに来るのは、各藩の留守居役や奉行所の役人である。そんな由蔵が、シーボルト事件に巻き込まれ、手下が命を落とすことに。手下の理不尽な死を許せない由蔵は、真実を暴くために動き始める。天下を揺るがす陰謀を情報屋の目線で描いた、時代サスペンス小説。
著者等紹介
梶よう子[カジヨウコ]
東京都生まれ。2005年、「い草の花」で九州さが大衆文学賞、08年、『一朝の夢』で松本清張賞、23年、『広重ぶるう』で新田次郎文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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