内容説明
本書は日本をはじめとするアジアや世界中の劇的な地球温暖化現象について、ユニークかつ理解しやすく、包括的に説明しています。豊富なカラー写真や図を使って、暴風の原因を分析し、なぜそれほどまでに破壊的なのかを教えてくれます。近年の異常気象や大嵐についても実証し、現在の地球の危うい状況に目を向けさせ、状況悪化の原因を説明しています。最後に、手遅れになる前に、破壊的な暴風が将来与えるかもしれない損害や人命の損失を減らし、地球が侵食されていくのを食い止めるためには、何ができるのか、何をしなければならないのかを論じています。
目次
第1章 激しい気象の惑星、地球(気候の仕組みは?;大気;ハドレー循環 ほか)
第2章 暴風雨を予測する(天気を測る;カオス理論;ハリケーンを予測する ほか)
第3章 未来へ(地球温暖化;大気汚染の原因;気候変動の証拠 ほか)
著者等紹介
マスリン,マーク[マスリン,マーク][Maslin,Mark]
環境変動研究センターとロンドン・ユニバーシティ・カレッジのベンフィールド・ハザード・リサーチ・センターで、海洋地質学と古気候学の講義を行っている。過去や将来の気候変動について、60以上の論文や著作があり、北大西洋中央、アマゾン川と深海扇状地、アフリカ海岸南西のベンゲラ海流といった、3つの大がかりな深海掘削探検に参加したことがある。イギリスのラジオやテレビに、コメンテーターやコンサルタントとしてよく出演している
三上岳彦[ミカミタケヒコ]
1944年、京都府生まれ。69年、東京大学理学部卒業。77年、東京大学大学院理学系研究科博士課程修了(理学博士)。その後、東京大学教養学部助手、お茶の水女子大学文教育学部助教授、東京都立大学理学部助教授・教授を経て、首都大学東京・大学院都市環境科学研究科教授。専門は、気候学で、特に気候変動、都市気候の分野で多数の論文を発表している
赤塚きょう子[アカツカキョウコ]
R.I.C.Publications(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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