内容説明
経験則で語られがちな子育て・教育にこそ“科学”を使って親も子どもも、より快適に過ごしましょう!
目次
1 勉強は子どもを幸せにすることもあるが、不幸せにすることもある
2 結局、「叱る」は大人の負け
3 ほめるのはタダだが、技術が必要
4 「学校は社会の縮図」ではない
5 経験則は使っていいときとそうでないときがある
6 「子どものやる気が問題だとする考え」が問題
7 思春期はリスクがあるが、あもしろい
8 成功のカギは「実行機能」にあり
9 「感覚」は、使えるけれど見えにくい
10 子育てを楽しめる状況をつくる
プラスα 発達障がいは「理解」が大切
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Thinking_sketch_book
10
★★★☆☆ 科学的に考えるということで、因果論や行動学に基づいているのでそういうのが好きな人に良い本です2021/12/20
ニョンブーチョッパー
7
★★★★☆ 学校は社会の縮図ではなく特殊な環境。苦手なことも無理やりやらせて、皆同じ制服を来ていかねばならず、よく分からない校則を守らなくてはいけない。この、変化の激しい、多様性が認められつつある昨今、すべてが一律でなくてもよくて、外の世界からの影響が増えた方が、変化に対応できる人が育ちそう。2021/07/06
ちく
5
パラパラっと。上手に褒めるには、すぐ、伝わるように、具体的に、いろいろな方法で褒めるといい。幼児から、計画を立てる、実行する、ふりかえる、を繰り返していくといい。なるほど。あとは、私が行動にうつしていけるか…がんばる!2024/03/31
elkcopoloc
5
褒めるって難しかったんだ。本書のように身近な子どもを褒められてはない。こういう科学的根拠のある子育て本はありがたい。2022/01/26
NOK
5
良書。すべての親、教師が読むべき。子育てや教育が、いかに大人自身の経験や俗説によってなされてきたのかということがよくわかる。「ガツンとやらないとダメなんだ」「昔はこれが普通だった」これらはすべて「生存バイアス」がかかっており、非科学的だ。「子どもの問題について、子どもの責任を問わないこと」このことを忘れず、常に自分自身を律していく。良い本だった。何度も読む。2020/05/10