内容説明
日本に生息する爬虫類109種類を網羅。成体だけでなく、卵、孵化、幼体も掲載。生息地での生き生きとした姿を美しい写真で紹介。携帯できるちょうど良いサイズで愛好家の野外観察、研究者のフィールドワークにぴったり。環境省レッドデータブック2014の絶滅危惧種などの環境保全関連の情報もカバー。
目次
第1章 生体・識別―日本に生息する爬虫類を切り抜き写真で全種掲載 学名、大きさ、分布などの概要を紹介(カメ目;有鱗目トカゲ亜目;有鱗目ヘビ亜目)
第2章 卵・幼体―日本に生息する爬虫類の卵や幼体を掲載 成体と異なる特徴を比較
第3章 生態・野外―日本に生息する爬虫類のフィールドで撮影した美しい生態写真を掲載 生物学的特徴や生息地の情報などを詳細に解説
著者等紹介
関慎太郎[セキシンタロウ]
1972年兵庫県生まれ。水族館に勤務する傍ら、両生類、爬虫類、淡水魚、甲殻類等身近な生き物の生態撮影をすることをライフワークとする。日本の生物の魅力を伝えるべく、幅広く活動している
疋田努[ヒキダツトム]
1951年大分県生まれ。1974年京都大学理学部卒、1979年同大学大学院博士課程単位取得退学、理学博士。2008年より京都大学大学院理学研究科生物科学専攻動物学教室教授。専門は東アジア、東南アジア地域の爬虫類の分類学、系統学、生物地理学で、数多くの新種の記載を行っており、日本爬虫両棲類学会会長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マグロのお刺身
6
爬虫類の生態について書いてある写真が多めで良かった2022/06/06
わらわら
5
読書友の読んだ本に書かれていて図書館に予約してしまった。我が家には亀がいる。クサガメも立派な爬虫類です。立派な卵から生まれます。卵を割って顔出す瞬間が図鑑に載っています。実に可愛い。クサガメは2匹います。オスかなと思っていたが(2匹とも)緑の模様が首にあります、これはメスかもしれない。我が家のカメもツブラナ目をしているが図鑑に載っている爬虫類も皆、目が可愛い。獰猛そうな蛇でさえいい目をしている。自分の手元に置きたい本である。2018/06/26
スリカータ
4
爬虫類が表情豊かなワケはないのだが、いい写真ばかりです。特に、表紙にもなっている蛇の脱皮の写真が気に入りました。脱いだ皮が上下に分かれて、エリザベスカラーみたいです。心なしか蛇も嬉しそう。ブラーミミニメクラヘビは日本に生息していたのか!2016/05/25