目次
1章 なぜ美術は成績を底上げするのか?
2章 脳は美術で育つ!―創造性や直観は鍛えられる「対談」臨床心理学者・女子美術大学教授 前田基成×奥村高明
3章 美術鑑賞は脳を活性化させる?
4章 美術鑑賞で生まれる有能な「私」「対談」帝京科学大学教授 上野行一×奥村高明
5章 賢くなれる美術鑑賞のコツ
6章 美術品は誰がつくるのか?
7章 社会がわかる美術鑑賞「対談」帝京科学大学教授 上野行一×奥村高明
終章 ビジネスにも直結メタ認知を鍛える美術鑑賞
番外 奥村式美術館の歩き方
著者等紹介
奥村高明[オクムラタカアキ]
聖徳大学児童学部長、教授、芸術学博士(筑波大学)。1958年、宮崎県生まれ。公立小中学校教諭、宮崎大学附属小学校教官、宮崎県立美術館学芸員、文部科学省教科調査官を経て、2011年より現職、2014年より学部長。日本教材備品協会理事、美術科教育学会理事、NTTドコモなどの児童生徒作品展の全国審査員なども務める。教師、学芸員、行政官、研究者の経験をもとに、美術教育や美術鑑賞の在り方について提言している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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奏市
14
文章量は多くないが、たくさんの学びと刺激を得られる内容だった。美術教育の専門家が、芸術作品に向き合うことで創造性を含む思考力が鍛えられ、ひいてはビジネスでも多いに役立つと主張する内容。「美術作品を前に一人ひとりが何か思うとすれば、それはかけがえのない自分の経験の想起と考えや心情などの再構築にほかなりません。」小説もそうだな。結局、自分と向き合い新しい自分になることが成長なんだろな。途中に対談相手として出てくる脳科学者が説明した、「醜い」と判断すると運動野が働くというのが面白い。ダッシュで逃げようとすると。2020/09/19
yyhhyy
2
タイトルとは異なり子どもの美術鑑賞教育の話だったが事例が豊富で良い2018/08/05
ybhkr
2
タイトルからビジネス書かと思ったら、美術館に行くことで視覚や思考の幅が広がっていくという考え方の本。タイトルに関してはこの内容になんでこれつけちゃったの?という疑問は否めない。本来なら、朝早くから有料で美術館のギャラリートークに参加しているビジネスパーソンにインタビューしたり、効果のほどの統計をとるのが筋だと思うが、それは今できないらしい。なんで?そのかわりそれを示してくれる存在は子供たちだそうです。なんというタイトルとの解離。内容的にはまーそうかなーってかんじ。美術館の歩き方はたまに行く人にはいいかも。2015/12/01
miura
1
美術を見ることは、自分の経験・視点(まなざし)に左右される。それをメタ的に見ることを意識することで、メタ認識が高まる。2019/08/25
haijiiha
1
最初に出口までさーっと通ってから全体把握してから入り口に戻ってゆっくり鑑賞すると負担少ない 最近の教科書には印象派ほとんど載ってないらしい 子どもの一体化して楽しむ感覚 オトナの経験値からの感想2018/10/11
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