内容説明
風神と雷神が笑うって、どういうこと…?どんなに社会が変動・流動しても、その中で子どもたちは生き続けなければなりません。生きる力を引き出して育む有効な方法論として注目を集めているのが「対話による美術鑑賞」です。その理念、その歴史とは?学校や美術館での応用とは?本書は、自己流に陥るのではなくその有効性を最大限に生かして欲しいと、学びの現場に立つ人へ筆者が贈る決定版、完全講座です。
目次
第1部 対話による美術鑑賞の理論と歴史(対話による美術鑑賞はどのように生まれてきたのだろう;対話による美術鑑賞はどのように浸透していったのだろう;対話による美術鑑賞の多様性から学ぶ;対話による鑑賞とVTSは同じだろうか)
第2部 対話による美術鑑賞の授業について(授業の前に行うこと;授業の進め方;授業の実際)
著者等紹介
上野行一[ウエノコウイチ]
帝京科学大学こども学部教授。1952年大阪府生まれ。大阪教育大学大学院修了。広告デザイナー、公立学校教諭、高知大学教育学部教授を経て、2010年より現職。1998‐99年に豊田市美術館ほかで開催された「なぜ、これがアートなの?」展を機に、いちはやくアカデミズムの分野から「対話による美術鑑賞」に注目、教育現場への応用と普及に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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